ある日、子どもがDuolingoにもキレていました。

始めてすぐではありません。
しばらくやったあとで、
「こんなにやったのに、これかよ」
って。

それを見て、私は思わず少し笑ったのですよ。

ああ、そうか。
Duolingoにもキレるんだから、私にもキレるよね、と。

私の言い方が悪いとか、余計なことを言ってしまうとか意外にもキレられるんだよ。

そう、何を隠そうDuolingoはただの語学アプリ。
子どもは勉強したいと自ら使っている。
Duolingoよ、お気の毒さま。


思春期の不機嫌は、親だけに向いているわけではないのかもしれない


このDuolingo事件からちょっと感じたことがあります。

彼女たち思春期は誰かを攻撃したいというより、
自分の中の何かと戦っている時間なんだろうなって。


なんだか、ハリネズミがトゲトゲしている時のようです。

しかも、自分で出し入れもまだコントロールできない。
しかも、しかも、けっこうトゲが長い。
少し近づいただけでも当たる。
今までの距離感のままだと、こちらも刺さる。

思春期って、本人の中でもいろんなものが変わっていて、
自分でも持て余している感じがあるのかもしれません。

だから近くにいる家族は、そのトゲに当たりやすい。


だからといって、人を傷つけていいわけではない



一方で、ここで大事だと思うこともあります。

思春期だからといって、
人を傷つけていいわけではない、ということです。

イライラすることもあるでしょう。
ぷりぷりすることもあるでしょう。

でも、それと
人を雑に扱っていいかどうかは、別の話です。

不機嫌であることと、
人の尊厳を傷つけることは同じではない。

だから私は、
「怒らないで」とか
「機嫌よくして」と言いたいわけではなくて、

こうすると人は傷つく、
こういう態度は人の尊厳を傷つける、

その事実を淡々と伝えることは大切なんじゃないかなって感じています。

以前は、
思春期だから仕方ない、
今は放っておいたほうがいい、
そう思って流してしまうこともありましたよ。

でも、嫌なものは嫌だし、
傷ついたら、傷ついたと言っていい。

親だから我慢する、
思春期だから黙って受け止める、
それが正解じゃない時もあるんじゃないかなって。


近づきすぎれば刺さる、離れすぎれば届かない



そう考えると、思春期は、
親の側にとっても「距離感を学び直す時間」なのだと思います。
親にとっても良い距離感を探っていく時期、子離れする時間、
子どもにとっても、自分と向き合い、そして、親や人とのちょうど良い距離を探す時間なんだと思うのです。

お互いに良い距離と良い接し方を探している時期なのかもしれません。


トゲトゲする思春期って
なかなかの荒療治だなーと思う。
でも、こうでもしないと、これまでの距離感を変えたりできないのかもね。
こうやって少しずつ、
親子も、友だちも、その他の人も、
近すぎないけれど離れすぎない場所を探していくのかもしれません。


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