不登校の中学3年生、どこにも通えない不安と恐怖



中学3年の春、私はとても悩んでいました。
新年度が始まり、「学校に行こう」と思っても、朝になると涙が止まらなくて、結局行けない。
なんとか登校しても「早退しよう」と思ってしまう。そんな日が続いていました。

でも、進路は決めなければいけない。
でも思うんです、
「そもそも高校入れてくれるのか?
 高校に入れたとしても、本当に通えるのか?」
不安で仕方がありませんでした。
当時の私は、通信制という選択肢も知りませんでした。
とにかく、夜学なら通えないかなと思いました。
でも、「学校」という空間そのものが怖くて、「本当に通えるのか?」と自問自答していました。

転機が来たのは、夏休み。
大学に行きたいという目標ができたと同時に、何かが吹っ切れて、「2学期は行けるかもしれない」と思えたんです。
多分、今思うと、これは思春期あるあるだと思います。
それから私は、2学期・3学期を一日も休まずに、朝から夕方まで学校に通い続けました。


自分で浮上の仕方を模索する


でも、やっぱり人生はそんなに簡単ではなくて。
高校に入学したとき、また大きな不安に襲われました。
朝になると涙が出て、お腹も痛くなりました。
「ああ、私は社会で生きていけないんじゃないか」と絶望しました。

そこで自分と約束しました。
「とにかく1ヶ月だけ頑張ろう」
それでもダメだったら、学校をやめてもいい。
でも、1ヶ月は泣いてもいいから、通ってみよう。

毎日泣きながら、自転車で学校に通いました。
時には中学の先生にも会いに行き、相談しながら。

そして不思議と、1ヶ月たつ頃には、涙もお腹の痛みもなくなっていたんです。
少しずつ友達ができて、クラスにもなじんで、自分の居場所ができていきました。

大学でも同じようなことがありました。
不安よりもワクワクが勝っていたはずなのに、一緒に通学する友達が「不安だ、嫌だ」と話し続けるのを聞いているうちに、私まで不安になってしまった。
でも、ここでは「とにかく続ける」ということだけを決めて、過ごしていく中で、いつの間にかその不安はなくなっていました。


「中3」というのは自分を形成する大事な時期


今、私は思います。

中学2〜3年生の頃って、心がとても不安定な時期。
多分、常に靄がかかっているの。(男の子はもうちょっと遅いらしいと聞きますが・・・)
自分の核を作っている。そんな時期だと私は思う。
しかし、
しかもそこに、将来への不安、今の自分の状態…すべてがぐるぐるして、何もかもが不安になる。

でも、
「今の環境」や「今の自分の気持ち」って、実は半年後には変わっているかもしれない。
だから、
中3の皆さんは、どうか「いま」だけを見て絶望しないでほしい。

…とはいえ、そんなふうに前向きに思えないときもあるよね。


大事なことを得られた3年間


あの時の私は、いろいろなものを失ったかもしれない。
もちろん、志望校にはうまく進学できなかったし、そこから得られた進路は変わったかもしれない。
でも同時に、とても大切なことを得ることもできました。

「自分は完璧じゃない」ってことを受け入れられるようになった。
「しんどいときにどうすればいいか」を、自分なりに知ることができた。
だから、社会に出てからもしんどくなったら、人に相談したり、早めに動いたりできるようになった。

もし社会に出てから初めて「つまずく」よりも、ずっと価値があったと思います。
私の3年間は、今の私にとってかけがえのない財産。


失敗を許さない社会で育つ子どもたちへ



日本社会は、一度つまづくと“戻ってこれない”ような空気があります。
「失敗してもいい」と口では言うけれど、実際にはやり直しが難しい構造があって。
それを誰よりも感じているのは、親たちかもしれません。

社会の評価軸が「出席日数」や「学歴」といった“数字”に偏りすぎている。
そんな構造の中で、子どもも親もどんどん追い詰められてしまう。

だからこそ、「学校に行かない」ということに強い不安を感じてしまう。
それは子どもに対する愛情からくるものだと思います。
でも、本当に大切なのは、「嫌でも通うこと」じゃなくて、「自分と向き合う力を育てること」だと私は思います。

泣きながらでも、立ち止まりながらでもいい。
自分なりの対処法を見つけていくことこそが、生きる力になる。
実は、10代のその「つらい経験」が、その後の人生において大きな糧になることもあると実感しています。


今、もしも学校に行けなくて悩んでいる人がいたら、
この話が少しでもあなたの気持ちを軽くできますように。


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