ついに2袋目が終わった次女ここさんのCOCOコーヒー屋。

そもそも、私だって、正確に知りません。
 コーヒーって何からできているの?
 どうやって作っているの?

そこで、
ちょっと前に、収穫体験ができるコーヒー農園を訪ねました。


魚は切り身で泳いでいないってこと。


そうなんですよ。
実は、スーパーなどに並んでいる商品って、川上をちゃんと知りません。
どうやってできているか知らない。

よく笑い話で出る「魚」。
子どもが、魚は海の中で切り身で泳いでると思っている。なんて話を聞いたりします。
笑うでしょ。
いやいや、魚くらい知ってるよ。

でも例えばキャベツってどうでしょう?
ちょっと前に、1歳半からの料理教室「こどもの料理」の中尾先生とお話しをしていて、そんな話になりました。
  > こどもの料理 https://kodomonoryori.jimdofree.com/
先生 キャベツって子どもたち本物見たことないんですよ。」
私  どういうことですか?っ
先生 畑でどんな風になっているのか?高嶋さんはみたことありますか?
私  え、、、土に埋まってるってこと?
   そういえば、正確には知らないです。。。
先生 あのまま、畑になっているわけじゃないんです。
   キャベツって畑でできた時はその倍くらいある。
   子どもでは抱え切れないくらいとっても大きい。
   しかも、その下に根っこがついている。
   農家さんは、葉っぱを何枚もとり、根っこを切り取って、スーパーに並ぶ形にする。
   そして、出荷するんです。
   子どもたちに畑でなっている状態を見せる。すると、興味津々。
   キャベツ嫌いだった子が家でキャベツの話をし、そして、食べるようになるんですよ。

感動しました。
現代の私たちの目の前にあるものって、使いやすいように、食べやすいようにある程度加工された状態のものも多い。
多かれ少なかれ何らかの誰かの手が入って、私たちの目の前に出されているわけです。
そう知っていると、あらゆるものがそうイメージでき、興味が沸くようになるわけです。

この目の前にあるこのグラスはどう作られているんだろうか?
どのくらいの工程があるんだろうか?
このみかんはどう作られているんだろうか?木に実なったら、誰がどうやってとっているんだろうか?誰が箱に詰めるんだろうか?


そもそも魚は切り身で生きてるわけじゃないし、
みかんは箱の中で育っているわけでもない。
自然に考えて、その状態しか知らないって不自然じゃないですか。
確かに、知らなくても生きていける。
けど、知っていたらもっと想像力が高まるわけです。
そのほうが面白いなって。

子どもたちの好奇心って本当に旺盛。
だから目の前にあるいろんなことにもっと興味を持てる、自分でイメージする、もっと疑問を持つ、深く考えてみる。
それはとても力になると、私は思う。

なので、
ここのコーヒーも、コーヒーをただ売るだけで終わらせるのはもったいないなって思ったんです。


コーヒー1杯飲むのに2時間半かかる


山奥の又吉コーヒー園さんにおせわになりました。
 > https://www.matayoshicoffee.jp/

コーヒーの実が木になることを教えてもらいました。
この実は食べると、パプリカの味がする!
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赤い実や黄色い実、まだ緑色の実もあった。
硬い緑色の実とっちゃダメだよって教わりました。
コップ一杯、飛び出るくらいにとりました。
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次は、その実から一粒ずつ種を出したんです。
これがとっても大変。すごく時間がかかりました。遊びだす妹。でも、ここは一生懸命やってた。
2つ入っている。だけど、1つのものとか3つのものとかあった。
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この種はヌルヌルしてた。
なので、この種を洗う。

コンロで、乾燥させる。

脱穀!ようやくコーヒーの豆になりました!

豆の選別!
せっかく苦労して剥いたのに、半分以上が使えない。。。
しかも、すでにコップ1割くらいまでに減っているという現実。
そして、この段階で日本に輸入をされてくるそうです。
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そして、私たちが知っている工程!焙煎!!

そして、ミルで引いて、コーヒーを淹れる。
ようやく飲んだコーヒーは、まずいそうです 笑
2時間半かけて、私たちはたった1杯のコーヒーを飲むことができたんです。
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コーヒーは種だったってことも、
コーヒーの実はパプリカの味がすることも、
こんなに多くの工程がかかっていることも、
知らなかったわけです。
そして、
彼女は楽しく体験した。
コツコツとブログにまとめています。


目の前にあるものや、物事には、目に見えている以外のたくさんのものが詰まっている。
知らないと、そもそも考えられない。
でも、知っているだけで、その裏に何かあるかもと、まず思考するという入り口に立てる。
いろんなことを想像できると、考えられる。
そこから物事の本質が、見えたり、考えられたりするようになると思いっています。


子育てって学びのプロデュース


そう、
コーヒー屋さんというのは、彼女にとってみると、目の前にあるちょっと目新しくて、楽しいこと。
その機会を私たちはどうプロデュースするのか。
楽しんでやっているうちに、ちょっとだけ社会が、経済がどうやって回っているのか?を知る。
ちょっと学びを深めるプロセスを知る。
目に見えているものは、その一部。その裏にはたくさんの見えない過程があり、働く人がいることを知る。

いや、これ私もとっても楽しかった!
なんなら私が一番楽しかった。
そして、
いやーほんと、農家さんって大変だし、コーヒー一杯ってほんと貴重。


時に子どもに時間たっぷり使っているとか、すごく手をかけてあげている、みたいに見えると言われます。
実際には、全然そんなこともないかなー。
今目の前にあることを少しだけ深掘りしてあげたり、休日の過ごし方や旅行の仕方を少し変えたりしてるだけ。
子育てって、きっと難しいことじゃなくて、わざわざじゃなくて、目の前にあることを、一緒に深掘りして、一緒に楽しむってことなんだろうと思ったりします。
私も楽しくないと続かないですしね!

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絵本にもなりました!