「子育てって大変だな」


夫が一言、ふと呟いた。

1ヶ月ほど前の子どもたちが休校があけるかあけないかくらいのころの深夜のこと。

三女が恒例の鼻血。

「おかあさーん」と呼んでくれた。
三女は鼻血でも朝まで寝ちゃうこともしばしばだったんですけど、最近は深夜でも鼻血を訴えることができる様になったんですよ。


その声で階段を駆け上がる私。
一緒に、階段を駆け上がる夫。

鼻血の処理をしつつ、なだめて、寝かしつける。
全部を一人でこなすのはなかなか大変だけど、
半分夫が担ってくれたので、私はありがたい。
この時は、毎晩何日か鼻血が続いていたこともあってか、
そこで、彼はしみじみと思った様です。

「子どもって、鼻血よく出すし。子育てって大変だな。」



コロナが与えてくれたこと


新型コロナへの私の主張は置いておいて、
よかったこともあるなって思う。

夫は自身でも口にしている様に、結婚生活が始まって以来、ずーーーーーっとべたーーーーーーっと、3ヶ月間、毎晩、家にいた。
3月からパタっと出張がなくなった。
夜の飲み会もなくなった。
彼にとって出張がない、飲み会もない生活って、社会人始まって以来、初。


それは、
年始から彼は子育てにコミットメントをちょっとあげた矢先のコロナだった。

毎日一緒にいる、
かつ、子育てにも積極的に一歩手を出す。
これまでは、
「効率の問題だから、二人でやっても変わらないことは一人がやればいい。」
子どもの夜泣きは二人で対処しても効率は上がらない。
一人でも二人でも変わらないから、一人でみてきたら良い。
というのが主張だった。
でも、
ちょっと興味持って、
ちょっと積極的に、
じゃあ、ちょっと一緒にやってみるかとのぞいた世界では、思っていたことと違うちょっと世界があったんだと思う。

起きた瞬間から朝の娘の不機嫌から始まり、帰宅後のケンカや宿題、お稽古、お風呂、不機嫌、寝かしつけ、夜泣きとその間の家事とイレギュラー対応。

その中でこれまでは見えなかった感じられなかった、子育ての毎日。
子育てが大変ってきっと思っていたけど、改めて言葉にする実感があったんだろうと思う。



気づきは始まり



「子育てって大変だな」
この言葉、この気づきは、私はとても嬉しかったんだよね。
子育てを共有できたっていうか、一緒にしてるなって思ったんだよね。


気づきって大事。
気づきがあっても始まらないこともあるけど、
でも、気づきがないと始まらない。

だから、
相手に大きな気づきがあるってとても大事。
その後の接し方や感じ方が大きく変わるきっかけになる。


だから、
安易な表現だけど、
「子育てって大変だな」
「毎日、妻は大変だったな」

そう、わかってくれたことは、とっても大きくて、それだけでとても嬉しい。
そして、
彼がそこから、さらに子育てに対してコミットしてくれていること。
また、それでも私がその多くを担っていることに感謝してくれて、対応をしてくれることがとてもとても嬉しい。

とてもありがたい。

もしかしたら、そもそもコミットメントを増やしたから見えたことかもしれない。
コロナじゃなくても見えたかもしれない。
けど、コロナが加速をさせてくれたことは間違いない。
もちろん、
世界中に多くの死者を出し、いまだに苦しんでいる人も多くいるコロナを称賛はできない。
でも、
自粛生活で大きく変わったこのストレスフルな毎日の中でも、全て全てが悪いことばかりかというと、そうじゃないよねってこと。

日々は大変だけど、でも、そんなよかったことに目を向けながら、日々を前向きに進めるといいな。

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