ういの本が出て
先日ツイッターで「しょうがっこうがだいすき」をちょっと検索しました。
ありがたいことに、とても好意的にコメントしていただいている方もいて、本当に本当に感謝です。
一方で、否定的な方もいました。
もちろん賛否両論あるのは、ごく当たり前のこと。
まぁしかし、
小心者の私は、悲しくなり、1日を過ごしました 苦笑

そぅ、例えば、
登校拒否の子どもを持つ母として、「小学校が大好き」なんて概念が嫌。
学校が行く前提がそもそもだめ。とか、
ノウハウ本とかキモい。とか。

そんな気持ちにさせてしまったことに、申し訳なく、
でも、良い機会なので、立ち止まって、ちょっと考えてみました。


同僚の息子さん


私のある同僚の感性が素敵な息子さんは、ういと同い年。
窮屈な小学校に行きたがらない日もある。
でも、同僚はそれはそれで良しとして、
毎日をおおらかに楽しく過ごしてます。
私は彼女のとてもポジティブな考え方が好き。
そんな同僚が、
ういの本が出た当初に、
本を読んでくれて、言いました。

 うちの息子にも本を見せたらね、
 『僕も本を出したい!
  ういちゃんが「しょうがっこうがだいすき」って本なら、
  僕は、「しょうがっこうに行かなくても楽しい(多分そんな感じだった)」って本だね!』
 ってー言うのよ。



素晴らしい!
ぜひ!出して!!!


すかさず、そんな会話をしました。
子どもたちの柔軟さに、とても感動するのです。
そして、
この本を通じて、チャレンジが広がることがとても嬉しかった。


そう、考え方は一つじゃない。
こんな楽しい過ごした方もあるよ!
私ならこうするわ!
僕はこうしたよ!!
私はこう考えてるよ!
僕はこんな素晴らしいものを見つけたよ!
ういの本がきっかけで、
そんなみんなそれぞれの考えや思いが共有できたらそれは素晴らしい。


誰にでもできると言うこと


坪田さんのブログにもこんな言葉がありました。
今の時代というのは、「言い訳ができない世の中」になっています。

昔だったら、「お金がないから」とか「知名度がないから」とか「経験がないから」といった「一歩踏み出さない」ための様々な言い訳ができました。

しかし、「インターネット」やそれに伴う様々なサービスによって、あらゆるコストが下がりましたし、ブログやTwitterやYoutubeなどで自分が発信することができるようになりました。

つまり、「やろうと思えば」何でも簡単に、しかも低コストで、「誰であっても」可能な世の中になっているのです。


 > https://ameblo.jp/tsubota-nobutaka/day-20190415.html
   2019年4月15日


『出版は誰でもできる』

それが、
ういのこのチャレンジの真のメッセージだと思う。

誰でも思いを言葉にできるし、
誰でも思いを共有できるってこと。


この本は、
どこにいても、何歳でも、誰でも、お金がなくても、出版社に知り合いがいなくても、
低コストでネットの力で、誰でも自分の思いを発信できるってことを証明してくれた。

ただ、それだけ。



学校をもし楽しみたいなら・・・って話。


この本は、
ういは、小学校をとても楽しみにしていた。
でも、
入学した時に、周りに不安そうな子がいて、
もっとこうしたら楽しくなるのになぁって、
そう思ったことを書いたんだって。
そう、彼女はいくつかのインタビューにそう答えています。

だから、同じように、
もし学校に行くのに緊張してる子がいて、
本当は楽しみたいのに、
その方法が分からないならば、
なにかのヒントになって、楽しくなったり、
気分が少し楽になれば、嬉しいな。
それが、ういが本を書いた理由。
もちろん、本の中に書いてあることの中には、
彼女がやっていることもあれば、
そうできた方がいいかもしれないって思っていることだってある。

それ以上でもそれ以下でもない。


たしかに、
学校に行くのが前提なのか?
友だちがいないといけないのか?
そんな意見があるのも、よくわかります。
学校なんて行かなくていいでしょ。
友だちなんていらないよ。
そうそぅ、
それもいいと思う!!
だって、私自身も学校に行ってない。
だから、学校に行くのが絶対!なんて全〜っく思わない。
そう、現に、
彼女がちょっと窮屈に感じたりして、学校に行きたがらない日があると、
何が窮屈なのか、原因なのかを聴きながら、解決策を模索し、
時に遅刻したり、時におやすみすることもあります。
彼女たちが、学校生活が合わなかったり、窮屈だったり、
彼女たちらしさがなくなるなら、基礎学力をどう補うかを考えつつ、
別に違う道を探したら良いと、私は思ってる。


ただ、強いて言うなら、一つ。
世の中は、学校に行くことを是とする。
だから、「行かない」と子どもがいうと、親はみんな焦り、悩み、苦しむ。
今振り返ると、私の親もそうだった。
だから、多くの子どもは親を悲しませたくないから、苦しませたくないから、
学校に通わねば・・・と思ってるかもしれないなとも思うんです。

そして、
子どもは学ぶ権利、学校に行く権利がある。
知らないことを知ることができる、本当はワクワクすること。

だから、
どうせ学校に行くなら、不安が少しでも減って、
より楽しめた方がよいなぁと私も思ったりします。



多様性は広がりつつある


もちろん、
どんなことにも賛否両論はある。

それもまた多様性。


今回の本を通じて、
こんなに小学生の声を受け入れてくれる社会に、
世の中は、思っているよりも、
多様性は広がってるってことを感じました。


とても、素敵だよね。


じゃぁ、
自分ならどうするの?
自分ならどうなの?
子どもたちも、これを読んでくれた親御さんたちも、
そんな、自分なら・・・ってコメントをくれたりします。
そんな前向きな捉え方ができたら、
そんな意見を言えたり、聴けたりできたら、
もっと、人生は楽しくなるし、
世の中は多様性がもっと進むと思う。

とても、とても素敵。


誰もが、
もっと気持ちを楽に過ごせたり、
ちょっとした自分らしいチャレンジがもっともっとできるといいなぁ。


今回の本へいただく反応を見ながら、
子どもたちはとても柔軟で、とても素敵。
そして、親たちはとても子どもたちへの愛情が溢れている。
そんなことに気づけたことに、とても明るくなれる。感謝です。