4月12日に行われた東京大学の入学式。
上野千鶴子さんの祝辞が、とてもズーーーーーンとくる。


 東京大学HP
 https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html



恵まれた環境に感謝をする


この文章を読んで、気づきました。

 そうか。私は恵まれていたんだ!!


私は、これまで、確かに男女差は感じるものの、
それで自分が卑屈になったり、
とても大きな障害だと思ったことはあまりありません。


それは、私が明らかに恵まれていたんです。
マイナーな道を歩んだことも、その一つかもしれない、
旧世界のしがらみで生きなかったこと。
私が鈍感だったこと。
そして、
間違いなく、この両親のおかげです。


両親は男女関係なく、常に応援してくれた


私は、兄、妹の3人兄弟の真ん中です。

両親は、

「男も女も関係ない、
 頑張った人を応援する。」

そういって、私をいつも、応援してくれました。


私は、
好きな高校を選び、
好きな大学を選び、
好きな仕事をしています。

これまでで、思い返しても、両親に一度も反対されたことも、
後ろ向きな意見を言われた記憶もありません。

「面白そうじゃない!」
「あなたがやりたいなら、やればいい。」

母は、いつもそう言いい、
私の背中を押してくれました。
どんな些細なことも、
どんな大きなことも、
反対をしたことはありません。
全て自分で判断しなさいと、
判断には全力で応援すると言ってくれました。
だから、
私もやるからには覚悟を持って取り組めました。


父は、「いいよ」と、そっと背中を押しました。
記憶にある限り、
彼もまた、何かを否定したりしたことはないんです。



まず女子学生とは・・・チャレンジをさせない社会


中学校不登校の私が、
公立高校、国立大学を受けるといったときの学校の先生たちの衝撃たるや!!

この祝辞に大きなる共感をしていますが、
もちろん、私は東大卒ではありませんが w


そう、上野さんのお話にもありました。

まず第1に女子学生は浪人を避けるために余裕を持って受験先を決める傾向があります。


高校受験の時には、
もちろん不登校だったことが大きな要因だと思いますが、
校長先生まで出てきて、公立高校の受験の止めに入りました。


そうそう、大学受験の時も先生方の抵抗に遭いました。
私は、先生方の意に介さず、
前期も後期も同じ大学の同じ学部にしました。

先生方の主張は、そもそも、こんな感じ。
「後期はもちろん、前期も変えてください。
 女の子は100%受かるところしか受けさせないと決まっています。」

そう何度も押し問答をしました。
学校ではラチがあかず、
先生は家に電話して来ました。

先生 志望校を変えなさい。いいわ、とにかく後期だけでも。
私  いや、変えても行きたい学部ないんで、変えません!!
先生 あなたね、今そんなこと言ってるけど、落ちたら立ち直れないわよ。
   女ってそういう生き物なの。
私  いいです。泣きません。泣いても構いません。
先生 そんなの夢なんで4年で変わるわよ、変えなさい!
私  いや、絶対に変えません。
先生 この頑固者!!!
   (ガシャン!!) プープープー・・・。


そんなやりとりもしばしば。


そう、世の中は、
女性はもろいとか何とか言って、
チャレンジをさせません。


そんな時、母は、私には何も言わずに、校長先生や先生に言いました。
「すみません、ご迷惑をおかけしますが、
 娘がそういうので、そうさせてやってください。」


高校受験も、大学受験の時も。


後から聞いて、
私は、感謝しかありません。


母が大事にした女性像


母は、中卒で働きました。
そして、
兄を出産する時に専業主婦にならざるを得ませんでした。

独身時代も、結婚してからも、
悔しい思いを、たくさんして来た。きっと。

だから、いつも私に言いました、

「女の子も自分で生きていけるように、術を持たなきゃ。」


職人・大工だった母の父親からは
あまり理解できなかったようです。
女の子に学問は必要ない。
結婚したら家に入りなさい。
祖父はよく私にそう言いました。


目の前の使命感に必死だった


私は、学生時代も祭りで、
そして、起業したり、資格もないのに中小企業支援の世界に入ったりで、
そもそも男女とかっていう性別以上に、
突拍子もない世界を歩いて来たからか、
そのプロジェクトというか、事業自体に歩みにくさを感じるものの、
それが女性だからと痛感することはあまりありませんでした。
そんな暇はなかったって感じかもしれません。

とにかく、
そんなことよりも、
世界を切り開くことに必死だったんですよね。

今回の祝辞を読みながら、
私はこれまで、
世の中の女性が感じて来た男女差別を痛感する現場に出会っていないのかもしれない、
って感じました。


それはね、
幸せなことであり、
一方で、
もっとそれを感じることで、もっと女性活躍に対して使命感を感じられるという展開に到れたかもしれないとも思いました。



私がこれからの人生でできること


彼女の祝辞を読んで、
新たな使命感を感じた気がします。

世の中には能力があるのに苦しんでいる女性がたくさんいることに、気付けた。
だからこそ、
そこにもっと目を向け、
私は微力でも、
何か尽力できることがあるかもしれないなと思えたことはとても大きい。


三姉妹を育てながら、
とてもプライベートだけど私個人の使命として、
彼女たちが、苦痛を感じない社会にすることは、私一人では難しいかもしれないけど、
少しでもそうできるといいなと思うし、
それは私の使命でもあると強く感じます。


上野さんの祝辞、多くの人にを読んでほしいな。
そして、
いろんな人がいろんなことを感じて欲しい。

そして、
彼女のこの祝辞を依頼する東京大学は、
やはり日本を牽引する大学なんだと感じました。
日本の未来はまだまだ明るい。
心から、嬉しいです。


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