先日、我が家、
子ども会を脱退しました。

脱退を決意した2つの理由


4月に子ども会に入会し、徐々に見えて来た、当番という名の役割。

ラジオ体操に、廃品回収、映画館での映画鑑賞に、市民運動会。。。
たくさん続く行事や当番。

子どもを預けている、
子どもが参加をする、
だから、平等に労働力を提供するのは当たり前だ。
その理屈はごもっともです。
だから調整しようと思いました。


しかし、どの日も既に予定が入っていました。
調整に次ぐ調整です。

万が一、この調整をこの1年、乗り越えたとしても、
これから先、三女まで続くと思うと、10年間、
果たして調整し続けられるのか?
そして、そんなに無理くり調整をし続ける価値がどこにあるのか?
それに自分が答えられず、
脱退するなら、お互いにダメージが少ないうちが良いと判断しました。


1. 矢のように降り注ぐ様々な「仕事」と時間調整


子ども会だけなら、まだ頑張れたかもしれない。
・・・いや、無理だったかなー。

そぅ、とにかく、子育てをするため、そして地域で生きていくためには、
山のように、当番という「仕事」が分担され、平日と休日が共に潰されて行くのです。

交通当番や掃除、PTAなど学校の「仕事」。
ゴミ当番やお神酒当番、何年かに一度回ってくる市政だよりなどを配る班長、そして回ってくるかもしれない自治会役員などなど、地域の「仕事」。

それ以外にも、子どもたちが生活する上で、調整を要求されることは多々。
学校の参観や懇談やらなんやらかんやら、月に1,2度呼び出される。
そして、保育園の行事。1〜2ヶ月に1回。


子ども会をやる以前に、
月に2〜3日、この「仕事」などでの時間を要求されてます。


なんとか自分たちの時間を仕事とうまく調整しながら、
日々を乗り越えている共働き夫婦にとって、
この新たな子ども会での「仕事」は、
完全に仕事をもっと減らさねば、対応できない。
いや、もう無理だ〜!!
と、実感したんです。


2. 困難を背負ってでも調整する価値はあるのか?


やりくりの方法はないかと色々と考えました。
そもそも子ども会は、子どもがお休みの日にやってくる。
夫が休みの日なら、「仕事」をこなせます。

しかし、
我が家の夫は、土日が安定して定休ではありません。
土日も関係なく仕事が入る。
月のお休みは、全体で4〜5日。土日のお休みは2日程度。
私は育児と仕事の両立のため仕事量は調整をしてきました。
だから18時ごろには子どもたちをピックアップするという、
定時で働くことができています。
そして、土日には極力仕事を入れないようにしていますが、
しかし断りきれないものもしばしば。
つまり、
土日に入っている仕事はそもそも休めないものがほとんど。

そこで、
私だけが出られたとしても、下二人の面倒を見ることができないため、
そんなに頻繁なら、ついにシッターを雇うしかないかと検討するところ。

いやね、そもそも、
平日は仕事をしているからこそ、
家のことも、そして子どもたちとも向き合いたい思う、貴重な時間。
そして土日、二人ともがお休みの時って、とっても貴重。
その貴重な日は、子どもたちと一緒に過ごしたいのです。

貴重な時間、そしてシッターまで雇ってこなす子ども会の「仕事」。
子どものためにしていることが、そもそも大事にしたい子どもとの時間を減らす、
本末転倒な話。
やめようと、思いました。


子ども会の存在意義って?


たしかにね、私も子どものころ、
子ども会で、いろんな行事に参加してきた記憶があります。
広場での映画鑑賞、七夕会、フットボール大会、お祭り、遠足、地域の公園で行うラジオ体操、、、
フットベースボールを頑張ったことも、とても良い思い出。

でも、そもそも、日本は超高齢化社会に突入しています。
子どもは減る一方。
我が校区は、1学年に1クラスか2クラスしかできないほど、少人数です。
我が家が属する自治会も高齢化し、子どもがいる家族は一桁。
部活を頑張るとか、フットベースボールを頑張れるほどの人もいないのが現実。


そもそも子ども会ってなんで必要なんだろうか?


全国子ども会連合会HP <https://www.kodomo-kai.or.jp/aramashi/> には、こうあります。
・子ども会の始まり
昭和21年10月7日文部省は各地方長官あてに「青少年不良化防止対策要網」を通達し、『終戦後思想の混迷、経済活動の逼迫に伴い、最近青少年の犯罪が急増し、しかも悪性の度を加えつつあることは極めて憂慮すべき問題』であるとし、「地域において実施すべき施設(事業の意)」を示した。さらに、同年10月19日引き続き社会教育局長から出された「児童愛護班結成活動に関する通知」が子ども会結成の大きな役割を果たしたといえよう。

・子ども会の目的
子どもは、遊び仲間を求めており、遊びを通じて社会の一員として必要な知識、技能、および態度を学んでいます。
このような子どもの遊びの特徴をとらえ、健全な仲間づくりをすすめ、心身の成長発達に大切な活動を促進助長するのが子ども会です。


そして、子ども会への加入率は減っています。
2016年のJタウンネットのニュースによると、
子ども会の加入者数を調べると、全国で1982年度では約835万人だったのが、2015年度では約280万人に減っています。福岡市の子ども会加入率を調べてみると、52%とかなり下がっているそうです。


経済の状況もずいぶん変わりました。
趣味嗜好もずいぶんと多様化しました。
そして、社会には娯楽が溢れている。
様々な娯楽を個人が容易に多様に楽しめるようになりました。
家族の形が変わってきている。
幸せの価値観も多様化している。

確かにコミュニティの場として、
他の保護者が地域の子どもの名前を覚えるなどというメリットもあると思います。
しかし、地域の子どもたちが集まって、一緒のことをしましょうというのが、
少し無理がきている、そんな気もします。


専業主婦で成り立つ社会システム


そう、子ども会だけではなく、
この地域のシステムは、もう無理が来ていると思います。

全ての仕事は当番として、費用も労働力も、
その家庭の状況に関係なく、全ての家庭に平等に分担をされ、強いられます。

もちろん、
どの家庭も同じように受益するのだから、
同じ負担を強いることは当然というのはもっともな話。

しかし、
平日日中に割り当てられる「仕事」もあったり、かなり工数を取られる仕事もあったり。
まさに、
日中、時間に融通がきく「専業主婦」がいるからこそ担えるという、社会システム。

つまり、
この地域システムの前提は、「専業主婦」で成り立っているのです。


核家族化が進み、家族の形も様々。
専業主婦がいて、3世代が同居してみたいなステレオタイプの家族はもうほとんどなくて、
それぞれの家庭によって担えるものは違います。


平日の昼間の仕事を言い渡されれば、
共働き夫婦は、平日、有給を使ってその役をこなし、
そして休日は、子どものためとか、地域のためとかで、子どものとのせっかくのふれあいの日が、消化されて行く。無力感。

高齢の単身世帯は、被介護者も多く、その役割すら担えなかったり。


社会システムを変更するタイミングに来ている


そう、
「一億総活躍社会」を目指し、
女性にも働いて欲しい、共働き家庭を増やしたいなら、
まず、この専業主婦前提の諸々な社会システムを変えるべきです。

地域システムが変わるのか、
企業が新たな制度を設けるのか、
例えば地域活動休暇みたいなのをだす、地域活動手当みたいなのを出すというのも、あるかもしれません。


でもみんながこのことを理解して、すぐに取り組め、変えられるのは社会システムだと思います。
なんでも全てを平等に分担するのを、まずはやめる。
例えば、全て同じ労働力の供給をお願いするのではなく、
労働力を出すのか、お金を出すのか、選択できれば参加率も変わります。
そう、例えば、ラジオ体操一個とったって、どっちかといえば、子どもに参加させてやりたいと思います。
でも、当番に来てくださいと言われたら出られないから、だから、子どもにも参加はさせてあげられません。参加費払って出られるなら、それも選択肢だと思うのです。

「当番」という名の強制的なボランティア=タダ働きにするから、参加できない人が増える。
地域コミュニティを避けたくなる。
仕事をしている上で、時間/労働力を拠出できないことも大いにあります。
その分はしっかりお金を出す。
そしてその分、働いてもらった人には、それなりの報酬を。
地域、みんなが労働力を出せないなら、地域の仕事を外注することすら構わないと思います。
だって、これから労働力は出せないという人が多くなる超高齢化社会なのです。


子ども会だけじゃなく、
個人の生活や家族形態、社会が変化をしている中で、
社会のあらゆるシステムも変わっていくタイミングです。

生活も多様になりました。
趣味も多様になりました。
少子高齢化しました。
景気は高度成長期のように、よくなることはありません。
人口減少の中で、消費は減ります。
間も無く、共働きでないと子育て家計は維持できなくなります。
様々な娯楽を個人でも多様に受容できるようになりました。

間も無く、共働きは当たり前になります。
古くからのやり方を変えたくない人が多いこともよく承知をしていますが、
地域システムを維持したいなら、
「専業主婦」がいて成り立つあらゆる地域社会システムを変える、
そんなタイミングに差し掛かっていると強く感じています。



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