「前を向いて歩いて!!」事件


先日、ある駐車場を娘3人連れて歩いてました。
前から四十代とみられるキャリアウーマン風の女性が歩いてきました。

私は下の娘と手をつないで歩いてました。
真ん中の娘は壁側に、下を向いて歩いていました。
娘と真っ向から来たため、ぶつかるなと思い、
私は「前向いて歩いてー」と声をかけました。
すると、向かってきた女性はすごい剣幕で、人差し指を立て、
「前を向いて歩いて!!」
と、怒鳴りました。


・・・
えっ?!
はいっ?!

では、
彼女は、道を歩いていて、前から大人が来て、自分を避けてくれなかったら、
同じように、人差し指を立て、「前を向いて歩いて!!」と怒鳴るでしょうか?


この国は、
小さな子を少しだけ避けてくれる、
そのちょっとの優しさはありませんか?
それは、「ちょっとくらい」の甘えでしょうか?
子どもや子どもを連れた親は、小さく縮こまって、
大人が歩く邪魔にならないよう、
道の隅っこを、なからず自分が道を譲って、歩かねばなりませんか?


耳鼻科事件


またある日、耳鼻科で診察を待ってました。
その日は、一歳半の娘だけ連れていました。

本を読んだり、手遊びをして、比較的静かに待っていたと思います。
1時間ほども待っていた頃、
本を返しに本棚へ行き、同い年くらいの子と出会って、
ニソニソっと言葉にならない言葉を交わし、嬉しそうに戻ってきました。
隣の男性の足に、その男の子がつまずきました。
大きくため息をつき、嫌そうに唸り声をあげました。
あっまずいなと思った瞬間、またその足に私の娘がつまずきました。
歩いてるだけなのに、なぜその足に躓くのか・・・?
不運を恨みます。。。

すると、
その人は読んでいた本を閉じて叩き、怪訝そうに声を出して怒りました。
私は深々と謝りました。

そのあと、診察室に呼ばれ、娘が立ち上がった時、
私の隣にいたおばさんは、少しだけふと足を引っ込めてくれました。
つまづくこともなく、娘は診察室に向かえました。
私はお礼を言いました。


日常茶飯事ですよ、そんなこと。


子どもを連れていると、
怒られ、嫌な顔をされ、
そんな風に謝ったり、身を小さくしたり、息を殺して過ごすことは、
よくあります。日常茶飯事。

ビクビクして過ごしていることがほとんど。

電車に乗れば、隣の人は、周りの人はどれだけ許容できそうか、まず確認。
子どもたちに、ヒソヒソ喋るようにお願いします。
少しでも、声が高くなると、「シーーーーーッ」と声をかけます。

確かに、
子どもたちに、優しく微笑ましく声をかけてくれる方もいます。
子どもたちの姿にニコッとしてくれる方もいます。
そんな時ほど、ホッとして、そして、嬉しいと思う瞬間はありません。


子育てするなら、海外だ!?子育て世代が選ぶ道は日本離脱か?


そんなこともあったりで、
つくづく
この国での子育ては窮屈さを感じます。

長女が生まれて、もう6年。
この6年の子育て、正直、疲れましたよ。。。
先輩方は本当によくやっていると、心から思います。


いつの頃からか、
迷惑をかけてはいけないと、周りの顔色を伺い、
理不尽なまでに娘たちに神経を使ってもらうようにお願いし、
静かに、大人の邪魔にならないようにと、過ごしています。
少しでも怪訝な顔をされたり、ため息をつかれただけでも、
もう凹みまくります。
できれば、
公共の場には姿を現わすことすら、はばかられます。

これなら、海外で過ごした方が、
ずっと心地よく子育てできるのではないか?!ふとそう思っちゃいます。
海外に訪れた、その一端はとても快適です。
子どもがいることを幸せに感じます。
子どもがいて、嫌な思いや窮屈な思いをしたことはありません。

子育てを検討している人には、
子育てをしたいなら、そぅこの国でなく海外に出ることを勧めます!!
日本離脱だ!!
と言いたくなるくらい、
この国の子育ては窮屈です。
子育てをしていることが、
まるで世の中のお荷物で、邪魔者みたいだと感じることよくあります。


いや、確かに、私は海外に住んでるわけでもなく、その一面しか見ていません。

海外だって、窮屈かもしれない。
先日も、コネチカット州に住む女性が、
授乳をしたことに気持ち悪い!と声をかけられたことが話題になりました。
> http://grapee.jp/192496

だから、日本だけの問題じゃないかもしれませんね。
結局、海外だってどこだって、同じかもしれないな。


どうしたらいいんだ?日本!


いやね、
子どもが好きじゃない人だっている。
子どもが騒いだら、そりゃ、迷惑だと思う人もいるし、それも当然だ。
と思います。わかります。

でも、
その扱いは、はるかに理不尽すぎる。
「女、子供は・・・」精神の塊すぎ。


どうしたらいいんでしょうね。
確かにね、
少子化に進むことはやむなしだとも思います。

でもこのままっていうのも、やっぱり辛いですよ。
子どもを産み、育てることが、個人の単なる快楽だとされたり、
窮屈な思いをしなければならない国であることは、
やっぱり辛いです。悲しいです。
未来を作る子どもが窮屈なのは、未来がない国のようにも思います。

どうしたらいいのかな?
例えば、
自治体は特区として子育てを宣言したら良いと思います。

子ども中心の政策、
子育て世代の優遇、
子どもに優しく、
定時出社、定時退社で、子育て応援。

みたいな。

中途半端じゃなく、ガツンと子育て支援。

子育て応援するか、どっちでもいいかで、
住むとこ変えたらいい気がします。

はい、
わたしは、子育て応援をしてくれる地域に移り住みます。
堂々と子育てして良いところに移り住みます。
のびのび育てたいです。
子どもが笑っていられる社会に住みたいです。

どうでしょう。
ITとかカジノとか、起業とか、経済振興の特区も大事です。
でも生活が豊かでなければ、人は働けない。
もっと簡単に、もっとシンプルに、
もっと社会が豊かな姿を探したいですね。