おととい、三女の10ヶ月検診だったんですが、想定外の混みよう。
どうしても外せない打ち合わせを夕方に入れていたため、途中でタイムアウト。
とほほー。。。内科検診を残して、退散です。
来月、総合病院で経過観察の診察を受けるので許して〜!と頭を下げつつ、その場を後に。
こんな母でいいんでしょうか ^^;
標準ギリギリで小さく産まれた娘も、今や、成長曲線の一番上を攻めています。
子は母をよそに、たくましく育っています。感謝感謝。
楽しい子育てライフです(*▽*)


いかに、多様性を受け入れるのか?


さて、そんな(笑)子育てしながら働く女性をいかに取り込んで行くのか?
今週、OKa-Bizでは、元日経ウーマン編集長・野村浩子さんにお越しいただき、チャレンジセミナーを行いました!
野村さん、フジテレビ「トクだね」やNHK「クローズアップ現代」などで拝見をしていた憧れの方!!
女性目線を生かした商品作りや社内の体制作りについてお話を頂きました。

ポイントは、ズバリ、「多様性をいかに取り入れるのか?」
単に「女性」ということではなくて、多様性の一つとしての「女性」を捉える。
つまり、同一の人たちだけで意思決定をすることは、一見効率的。
しかしながら、一意見しか取り入れられないため、多様性が求められる現代においては、その決定が結果として非効率であったり、またはウケなかったりする。
実際に、それは自己資本資本利益率だったりの差にも、顕著に現れている。

この多様性を取り入れて行く世界の動きから、日本の現状。
また女性はどんなビジネスが得意なのか?女性をチームに入れると、リーダーになるとどんな仕事が産まれるのか?という事例。
そして、具体的にどうしたらいいのか、どう取り組んだらいいいのか?
そんなお話をたっぷり2時間いただきました。
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チャックの中からでてくるのは・・・?!!


野村さんから頂いたキーワードの一つ。
「チャック女子」
チャックを脱ぐとそこにいるのは・・・ !(◎_◎)!

いやー、これはポイント!!

これ、男勝りに働いている女性のことを言うんですって。
バリバリのキャリアウーマン。
つまり、女性だけど、中身は男性的に働いている人。だから考え方も男性的。
そして、今の日本社会は、そう言う人しか上にのし上がって行けない現実がある。


仕事は24時間戦士じゃないと甘いのか?


「東京なんかで活躍している人、仕事が出来る人は、
 子どもがいたって、男性並みにもっと働いてるよ。
 仕事は24時間態勢なんだ。
 あなた、甘いんじゃない?           」


私も、そんな言葉を投げかけられたこともあります。

結局、チャック女子しか活躍できない、期待されないという、これまでの社会の現実なのかな。


24時間働けないのは甘い!と一刀両断することは簡単。
でも、働けない、働くことを選ばない人を切り捨て続ける社会にして行くのか?
それとも、24時間態勢で働かないことを選んだ人も、取り込む社会にして行くのか?
今、選択を迫られているんだなーと感じます。
そして、政府は切り捨てない、輝いてほしいという方向に舵を切ろうとしているわけです。


働くことを選べない、二者択一社会


そもそも、
24時間態勢の働き方を選択出来る人って、限られていると思うんです。
子育ての環境。介護の環境。・・・生活環境の課題。

子育てについて言うと、仮に子育てを手伝ってくれる人がいて環境が整っていたとしても、子どもを産むと「母性」が産まれるんです。
これは、私にも産まれましたから、大半の人が生まれるんじゃないかな。
すると、子どもを預けて、24時間働いていいんだろうか?と思い始める人も多い。
そして、そんな小さな子を預けて働くのか?という容赦ない外圧。
だから、仕事はしたい、だけど子育てだって手を抜きたくないんだと思う女性は多くいる。

そして、
いざ仕事をしようと思うと、どっちをとるのか迫られる。
働くなら24時間!子育てしたいならパートか腰掛け!!

そんな二者択一から、
皆、目の前の子どもを眺めて、働くことを断念をする。


「チャック女子」が女子代表でいいのか?


 女性活用と言っているけど、現場では進まない。
 日本は先進国の中でも乗り遅れている。
 制度は整っている。
 進めて行くためには、意識改革が必要だ。

これはすでに共通認識なんです。
で、どうしたらいいのか?が、いろいろ言われますが、でもなかなか見つからない。


整理して考えてみると、乗り越えられない大きな課題は2つ。
・当事者が議論に参加していない。
・ロールモデル/選択肢がない。
つまり当事者の意思が反映されていないということ。
つまり働き方を選べないと言うこと。


いやいや、女子は参加していますよって。
そう、でもそれは「チャック女子」なのです。

いやいや、働けますよって。
そう、でもそれは「24時間戦士」なのです。


ある子育てサークルをしている方に言われたことがあります。
「だって、あの会議に出ている女性は皆、子育てしたことないでしょ。
 保育園とかに預けて、バリバリ働いてきた人ばかり。
 そんな人たちで話したって、解決しないわよ。       」


保育園に預けること=子育てしてないは言い過ぎだと思いますが、このお話は一理ある。
結局、どの会議を見たって、議論し、決めている人は、結局、
今、子育てしながら働くことを、迷いながら、でもどちらも欲張りたいと頑張っている女子ではないのです。
子育てもしたいのに、上司になかなか理解してもらえない男子ではないんです。
介護を抱えながら、どうやって両立しようか悩んでいる世代ではないのです。


当事者不在。

バリバリ働いて来た女子に、子育ても大事にしたいから定時であがりたいって女子の気持ちは分かりませんよ。
「たるんでる」「あまい」以上!!!
それもまた一意見。
子育て定時であがりたい女子の気持ちもまた一意見。
どっちも大切。



ある地方中小企業で、社員の多くが女性で、結果を出している会社のお話を伺ったことがあります。
その会社は、パートさんも含め、ルールもシフトも現場の女性が決めたんだそうです。
だから、うまくいってると。


課題やニーズは、当事者が一番知っている。
結局、働く体制も、商品開発も、どちらも当事者に聞くことが早い。
当事者を入れると、結果として決まる、早いんだと思うんです。


チャック女子は、女性が社会に参画をして行くための道を切り開いてくれた方々。
私は尊敬をしているし、感謝をしています。
でも、これからの社会は、彼女たちだけでは変えて行くことは出来ない。


いろいろを認めあえる「多様性」


安倍首相もいつかの答弁で使ったと言うフレーズ。
「リーマン・ブラザーズがリーマン・ブラザー&シスターズだったら、世界的な金融危機は起こらなかった。」
> http://heyazine.com/story/lehman_sisters


24時間戦士も、チャック女子もいていい。
でも、24時間働けない人も、育児や介護をしたい人も、しなければらない人もいていいんじゃないかな。
まさに、場や議論に「多様性」を持つことが重要。
いろんな人が決定に関わり、「多様性」ある体制作りが第一歩だと思うんです。
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