今回の入院。約1カ月。
たくさんの方にご迷惑をおかけしています。
大変不謹慎ですが、でも、良いこともあります。

それは、たくさんの大切なことに気づく機会をいただけていること。

その中でも、「当たり前にある日常」が幸せだと深く感じられることは、とってもありがたいことです。


入院生活は。。。


入院生活は、日々、24時間点滴につながれ、23時間以上ベッドの上でただただ過ごしています。
移動は基本的に車椅子です。
お腹の張りが頻回になると、座ることも立つことも制限されます。
シャワーも入れず、清拭のみの場合もあります。

何もしなくていいなんて、のんびりできて幸せね。
なんて言う人もいるかもしれませんが、日常にできたことが何にもできない。
幸せでもなんでもないですよ。


当たり前の幸せ


ある日、「シャワー入れるって幸せですね。」
ってポツリ言ったら、看護師さんに言われたんです。
「入院すると、当たり前のことが幸せだって思えるよね」って。

その通り。
日常が日常であること。
そんなごくごく当たり前のことって、本当に幸せなんです。


忙しない毎日もまた最高の幸せ


週に1回くらい、母に連れられて娘たちがお見舞いにきてくれます。
滞在する時間は、短い。
子どもたちといると、慌ただしいし、一気に賑やかで、オヤツをこぼしたとか、あれがいいとかこれは嫌だとか、、、わいわい、ギャーギャー。
でも、それがやっぱり楽しいんです。嬉しいんです。

私たち、こんなに離れて暮らすことって、初めて。
上の娘に会わなかったのは、下の娘が産まれたその日だけ。
下の娘と離れたのは初めてだなぁ。

まさに彼女たちと一緒にいるのは、ごくごく日常で、ごくごく当たり前のこと。

だから、会えないこの一ヶ月、子どもたちと一緒にいられることは、本当に幸せだと、強く感じるんです。

日常は、本当に慌ただしい。
わがまま言って、泣いて、笑って、怒って、ケンカして、、、振り回されて、クタクタな毎日です。
毎日、あっという間。
もー、たまには休みたい!なんて思うけど、でも、やっぱり、彼女たちがいて、毎日が回っているんだなーって改めて思います。

ゆっくり眠れて、ゆっくり起きれて、家事も育児もなーんにもしない静かな入院生活だけど、彼女たちのいない毎日は、何の張り合いもないんですよね。やっぱり。

彼女たちがいるということが当たり前。
彼女たちがいるということが幸せ。


やっぱり、日常が当たり前に日常であることは、何一つとってもみても幸せなんです。

それは、娘だけじゃない、
仕事させてもらえることも、買い物に行けることも、読み聞かせするのも、ブツブツ言えることも、忙しないことも、布団を干せることも、、、面倒なことでも、なんでも、かんでも。


これって、失くすと気づくって言います。
失くしたわけでもないのに、
こんなことに身をもって感じられるのも、改めてありがたいことです。


もう間もなく、ありがたいことに、この日常に戻る事が出来そうです。
毎日の慌ただしい生活に戻った時、この「日常の当たり前」に、ふとした瞬間瞬間に、ちゃんと幸せだと感じ続け、感謝し続けていたいなぁ。


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