(OKa-Bizメルマガに寄稿したコラムをこちらにも。)

中小企業さんからのご相談でお話をお伺いをしていると、良く出る話題は価格について。

 値段競争に押されて利益が取れない。
 値段を下げないと物は売れない。
 でも、これより下げる事は難しい。赤字になっちゃう。

そんなお話、そんな悩みを持っていらっしゃる中小企業の方、本当に多いと思います。


安くないと、物は本当に売れないのか?!


さて、
スタバで史上最高級のコーヒーが発売すると、話題になっています。
9月17日から期間限定、全国48店舗で発売をされた、1杯1850円のコーヒー。

◎ 特徴
・高品質、希少性の高いコーヒー豆
・期間限定
・数量限定
・店舗限定/首都圏,大阪、名古屋など
20140902Beans

( ※ 写真:スターバックスコーヒーリリースペーパーより )


あれ?!
本当に、安くないと、売れないのでしょうか?
価格競争に勝てないと、商売できないのでしょうか?

スタバでは、きっとこの1杯1,850円のコーヒー、
しかもショートサイズが、きっと売れちゃうんです。
いや、売り切れちゃうかもしれません。


物が売れるための大切なポイント


スタバの展開をよく見てみると、ポイントが見えてきます。

一番重要な事は『ターゲットの設定』
物の質にあった、正当な値段で買ってくれる人に、正確にターゲットを絞る事。

今回のスタバの場合、この値段でもちゃんと買ってくれる人たちにターゲットを絞っているように思います。
それは、販売店舗を見るとよくわかります。
全国に1034あるスタバ店舗のうち、たった48店舗。
5%弱のお店でしか取り扱わないんです。
それはどこか?
首都圏、大阪、名古屋などの都会の店舗のみです。

一見、
そこまで行かないと買えないというプレミアム感かなーとも思いますが、
私が思うに、どちらかというと、売れる場所でしか売らないんだろうと思います。

高い物でも、その価格で、納得して買ってくれる人に、ちゃんと届ける。
これがポイント。


ちなみに、スタバから出ているリリースには、きちっと説明がなされています。
これも大切なポイント。
なぜ高いのか?の「オサエ」がある。
希少で、かつ高品質だから、高いのだと。
>>スターバックスコーヒー リリース
  http://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2014-982.php


適切なターゲット設定と納得の行く説明


商品を販売する際、商品の売り・強みを明確にし、それにあったターゲットをしっかりと設定することが大きなポイントです。
ターゲットの設定さえ出来れば、あとは、その人たちがいる適正な場所で、きちっと説明をす(伝え)ること。

しかしながら、この売りや強みは近すぎると、なかなか見えない物です。
そんなときは、ぜひOKa-Bizをご活用いただきながら、三者の視点から一緒に、商品や御社の売り・強みを見出し、適正なターゲット設定をしたいと思います!




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