「○○ちゃんと△△ちゃんが、遊びに入れてくれないの。」
「ういさんとは遊ぶの禁止!!って言ってくるの。」

娘が先日、不意に旦那さんに、こんなことを言いました。
ただ事ならぬと思ったそうです。
保育園の行事に行くと、娘は友だちよりも保育士と絡んでいる姿が多く見られることから、娘に何らかの課題があり、友だちとの関係がうまく行かないのではないかと。

確かに、そんな可能性があるのかもしれないなぁ。
例えば、テレビをあまり見せない事から、遊びについて行けないとか、
けっこうきつい口調でお友だちに話しかけるとか、
または、保育園だと暴力的!?とか。。。
何か、改善できる点はないのかと、先生に相談してみました。


子どものこだわりと社会性


担任の保育士さんと話してわかったこと。

・3,4歳児の遊びにはこだわりがある。
 「誰かと遊びたい!」と思ったら、その子と遊ぶ。途中から他の子とは遊べない。
 でも、年齢があがれば、それも変化をし、他の子も交えて遊ぶ事ができるようになる。
・保育園の遊びの時間は、給食後、おやつ後。 終わった子から遊びはじめる。
・娘はとにかく食べるのが遅い。それはおしゃべりも原因。
 とにかくおしゃべりが大好きで、他のお友だちを巻き込みながらおしゃべり大会。
・そもそも娘は先生など、大人と一緒に遊ぶ、もしくは指示を出すのが好き。

そうすると、
たまたま、娘はその日は朝からそもそもお友だちの遊ぶリストに入ってない上、
食べることが遅い事から遊びに出遅れ、タイミングをすごく外し、
すでに遊んで空間ができているために、
仲間に入れてもらえない。。。という結果になるそうです。

保育士さんたちは、そういう3,4歳児の特徴を捉えた上で、
朝から、「今日は○○ちゃんと遊ぶ!」そんな声を聞くと、
違う子が入れてと言われたら、入れてあげること。
違う子が入ると、遊びの可能性が広がる、面白みが広がること。
を、繰り返し日々伝えるそうだ。

なるほどなぁー、保育士さんってすごいし、大切なポジションだなぁと思うんです。
こんないろんな人たちとの触れ合いの中で、いろんな事を感じ、考え、それが社会性につながって行くのかなぁと感じました。


子育ての悩みの変化


保育士さんや子どもたちとのこんなやり取りを通じながら、
こんな子どもの社会生活、参画について悩んだり、考えたりする日常が来たんだなーと、なんだか感慨深い物です。

これまでの子育ての悩みと言うと、どちらかといえば、子ども自身のこととか、私と子どもとの関係とか、子育ての夫婦の役割分担とか、仕事とのバランスとかについてがほとんど。
もちろん、これも大事なこと。
しかし、これからは私の見えない子どもの先にある世界も含めて、私の悩みになる。
そして、そこに向き合って行くことが、子どもの成長だし、広がりだし、とっても大事だなあと思うんです。

なんだか子育てのフェーズが上がった感覚。
そして、これこそがきっと子育ての本番。
ますます悩みは複雑になって行くんだなあと、
そんな子育ての悩みの本番なんだろうと感じました。

それは、今の私にはとっても新鮮。
そして、これから何十年と悩み、向き合うんだと思うと、
これまでとは違う新たな子育ての悩みに、ワクワクもドキドキもしてみるのです。


2014-08-12-09-02-53