OKa-Biz、5日は富士市産業支援センターf-Bizセンター長・小出宗昭氏を招いて、近隣の産業支援機関の皆様と勉強会を行いました。
これからの「産業支援のあり方」について。
事前のお申し込みは定員一杯でお断りするほど。会場は、70名以上の皆様で熱気に包まれました。
 > http://okabiz.boo-log.com/e280904.html

そんな中で、小出さんからご指摘をいただいた現在の産業支援の状況。
下記、簡単にまとめたメモです。

既存の産業支援の現状


▼国などが感じている課題
・中小企業への支援について、国は膨大な税金を投入し、様々な施策をやってきている。
 しかしながら、思うような成果が上がっておらず、上手くいっていない。
▼支援機関が抱える課題
・これまでは明確な業種分類がされていない。よくわからない「支援業」とされてきた。
・しかし、シンプルに考えれば、中小企業の課題解決する「ビジネスコンサル」と明確にできる。
・だから、求められているのは、「結果」
 ー「一生懸命支援しています」は意味がない。
・ちゃんと成果の出る産業支援施設には、お客が殺到し、行列ができるはずである。
▼既存の支援機関にはあまり行列ができない
・様々な施策を取り揃えているのに使われない現状に対し、
 「やる気のない経営者が多い」と発言される場面もある。
・それって、でも、「うちはこんなに美味しいメニューがたくさんあるのに、
 味の分からない客が多いから困る」と嘆くレストラン経営者と一緒ではないか?
 ーレストランなら普通に考えれば、おいしくないから来ないって、すぐ分かる。
 ー産業支援機関だって、レストランと一緒。
  美味しければお客は来る。そしてちゃんとリピートする。

行列ができるf-Bizが捉える真の支援のあり方


▼中小企業が抱える本当の課題
・みんな誰しもが「今よりもよくありたい」と思っている。
・中小企業は、大企業と違って、人、物、金がない。だから知恵が大切。
・みんな、もっと売上を上げたい。これが一番の課題。
▼売上の結果につながる方法
・販路拡大
・新商品新サービスの開発
・新分野進出
▼売上の結果につなげるための支援方法
・真のセールスポイントを活かす/全ての企業にセールスポイントがある
・ターゲットを絞る
・コラボレーションする
▼支援に必要な専門家
・上記の事項に必要な適性のある人材
 ー多様な分野の専門家ではない
 ー資格は必要ではない


最後に。支援人材に必要な物とは。


小出さんは、こう付け加えました。

中小企業が頑張る。小さくても成果が産まれる。
そこに、小さなイノベーションが起きる。
私たちは、その小さな事業者を支え、小さなイノベーションをおこす事で、雇用を支える。
もしかすると、そこから雇用が増えるかもしれない。
地域の雇用が保たれるということ。増えると言う事。
そして、それは結果として地域を支える事につながるんだ!
と。


先日も、ある地方の信用金庫の理事長との席に同席をさせていただきました。
小出さんの高いコンサル力をもってすれば、他からだってたくさん引き合いはあるでしょ?
なぜ続けるんですか?

これが私の使命なんです。
って。

小出さんは、この「地域を支える」ということに誰よりも誰よりも熱い情熱を注いでいるんだと改めて感じるのです。

若輩ながら、
支援者に必要な要素はいくつかあるし、そう小出さんも指摘されていらっしゃいますが、
その中でも、こういう熱い想いが、高い資質を育てるんだと改めて感じています。

10534198_264226537101624_2328744633945643693_n


↓ 挨拶する岡崎市長
10511336_264226637101614_1803450481296968380_n

↓ 挨拶する岡崎商工会議所会頭
10543656_264226693768275_207572100934510963_n


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

>> 岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Biz
   http://www.oka-biz.net/index.html

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++