サッカーのことは、ルールもよくわかっていないくらいですが、頑張る日本を応援したいとワールドカップを観戦をしてました。
後半、キャプテン長谷部が抜けると、すっかりチームが変わったかのように、攻めの雰囲気がグダグダっと押され気味になったことがよくわかりました。
チームプレーを大切にするチームにとって、リーダーの存在って本当に大きいんだと感じるゲームでした。

そんな中での、昨日のNHKクローズアップ現代。
「“イクボス”ってどんなボス?」
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3514.html

政府の成長戦略の一つに掲げられるが、制度はあれど運用が進まない、女性の活用。
ぎふ女性経営者懇談会のテーマでもよく取り上げられていますし、トップがGOしても、管理職が運用できない、拒むといった声がよく聞かれます。
でも、それは一端で、本当は女性の課題ではなくて、日本社会が誰もが働けるダイバーシティ社会になって行くためにとっても大事なこと。

この特集の、課題とされて来た管理職側からのアプローチが面白かったです。

下記、まとめたメモです。

社員の価値観の変化と、管理職に求められる変化


そもそも「管理職」とは?【定義付け】
・部下を意欲的に働かせる
・部下の育成ができる
・部下のマネージメント、フォローをしていく

現場とのミスマッチの原因
・プライベートも大切にしたいという社員の価値観の変化
・それに伴う、意欲的に働けるための条件の変化

つまり、
管理職が部下に接する上で理解し、大切にすべきこと
・部下が意欲的に働くためには、私生活が充実することが大切。
・プライベートが充実すると、業績が上がる。
・仕事以外(プライベート)に心配事がないと安定した精神状態を保てる。すると成果もきちんと出る。


「イクボス」とは?


ここでは、育児をしたい男性社員だけじゃなく、幅広くとらえていたことが自然でした。
育児や介護を抱える人や高齢者、勉強したい人、そして男女問わず、いろんな人が働きやすいように配慮し、そしてマネージメントできるボス(管理職、経営者などの上司)のことと。

ダイバーシティな社会になって行く中で、最も求められている上司像だなぁと受け止めました。


現場のミスマッチと、求められる企業の対応策


番組の中では、社員の変化に対応を迫られる現場も、時短勤務の女性と仕事一本の上司のわかりやすい事例が紹介されていました。

これまでのミスマッチ
●上司
・時間制限があり、仕事の任せ方がわからない
・前例がなくて、手探り。

●時短社員
・簡単な仕事しか与えられず士気が下がる。
・時間に制限があっても、仕事への意欲は上がっている


ミスマッチがおきる一方で、会社側はこの流れの中で、どんな状況の社員でも、しっかりパフォーマンスを出せる会社作りを目指したいと思っています。
求められる企業側のアプローチ
・管理職の評価基準を変える
・管理職の仕事の仕方を変える


2014-06-17-07-03-08

クローズアップ現代、HPより