病院に入院したら必ず聞く音の一つ、点滴の機械音。
ピロリン、ピロリン・・・って異常があると鳴るんです。この音、嫌いなんです。
その音を聞いてたら、4年前のことを思い出しちゃうんですよね、一人涙です。
妊娠23週、500gにもならない子どもを、明日にでも産んでしまうかもしれないという事実を、最初は受け止められませんでした。一日一日を重ね、臓器が一つずつ完成していくのをじっと待っていたことを思い出していました。
誰もが簡単に授かり、授かれば誰もが無事にスルッと産まれるんじゃないんだ、そう知った時だったんです。
今は元気過ぎるくらい元気に、そしてとっても良い子に育ってくれていることに改めて、感謝してるのです。


そんな中で読んだ本、
白河桃子さん、齊藤英和さんの『「産む」と「働く」の教科書』。
サクッと読めました。本当に面白かった!!
大事なのはきっと読んだ後、じゃぁ自分はどうするのか?を考えること。
こんな教科書をもとに、そんな授業を高校生、大学生の時に受けたかった、というのが率直な感想です。
現実が変わったかはわかりませんが、でも自分の人生についてもっとちゃんと真剣にプランニングしたと思います。
思い返してみても、私たちが身体のメカニズムや世の中の置かれた状況などを正確に把握した上で、人生設計をする機会は与えられていません。
「人生設計はご自分でどうぞ」でもよかった時代から、少子化対策が国の重要な課題として掲げられる現代では、改めて人生設計について真剣に考える機会を教育の一環で与えることも一つの選択だと感じました。
少子化対策には、まずこの教科書を元にした授業の導入から!と言っても過言じゃないと思います!!
うんっ!!!
2014-06-15-08-33-57


私的面白かったポイントは3つ


・よく働かないと、よく産めない。
・ロールモデルは、ちょっと上世代。親世代は異次元。
・身体についても、時代についても無知すぎる


よく働かないと、よく産めない


結婚しやすい男女の共通項は、「年収300万以上」の「正規職」。
・・・略・・・
「いずれ結婚するからフリーターでもいい」では、結婚もむずかしくしてしまいます。

目からウロコでした。
現実は、花嫁修業では結婚できず、
よく働かないと結婚できない。よく産めないんですね。


ロールモデルはちょっと上世代


(OG訪問するなら)当事者世代の30歳前後の人がおすすめです。

5歳くらい上の先輩を見るのもいいですね。自分とほど遠いバリキャリのモデルを目指しても、きっと息切れしてしまいます。

時短制度などができ、今のような細く長くのゆるキャリで働いていくスタイルができ始めたのはつい最近。
昔はバリキャリしか認められなかった。
だから、まだロールモデルと呼べるロールモデルが少ないんですよね。
(「格付けしあう女たち」で学びました!)


人生設計するには無知すぎる


「産まない自由」は確保されてきました。
・・・略・・・
「産む自由」こそ阻害されている現代、ハードルを越えて行くための戦略が必要です。

戦略?!!!
戦略を立てる上で必要な知識、完敗です。
自分の身体に対する、妊娠に対するメカニズムの圧倒的な知識不足を認識しました。

例えば、
・「妊孕性(にんようせい)」って?
・いつが卵子が一番多いのか?
・夫の協力と第二子出生の関係は?
・不妊治療の現状は?
・不妊治療の年齢別成功率と流産率は?
・・・など。
知ってますか?
恥ずかしながら「妊孕性(にんようせい)」って言葉すら、全く知りませんでした。
ただの無知です。

そして、置かれている現状。
・今どき独身男性の年収は?
・女性が退職後の復職できる確率は?
・そもそも結婚している割合は?
・・・などなど。
ちらっ知っていても、ちゃんと数字を抑えられていなかったり、自分の置かれている現状を正確に把握できていません。
戦略どころか、設計さえできません。
はいっ、とっても反省。


ダイバーシティ社会に向けたワーキングマザーの役割


だから、プランニングして、戦略を立て、選択して、
よく働き、そして結婚し、よく子どもを生む。
仕事をがんばりたい女性なら、28歳まではフルエンジンでいいでしょう。
・・・略・・・
どこかに「出産、子育てを優先する時期」をとるのです。

望むならそうする。

そして、ゆるキャリを選んだ私について言えば、
ダイバーシティを活かせる社会になるためにも、まずは大多数の私たちワーキングマザーが、このゆるキャリスタイルでも、ちゃんと成果を出し、社会に結果を出して行く必要があるんだと強く感じました。


娘が大きくなったら、その状況に合わせて、また出版して欲しいなぁ。必ず読ませたい一冊です。

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7/5 OKa-Bizチャレンジセミナー・白河桃子氏
『 女性の働き方活かし方 』
〜一人一人が活躍・チャレンジできる社会を目指して〜
http://www.oka-biz.net/news/detail.php?no=1400747822
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