続けて、
7月2日にお越しいただく白川桃子さんの「格付けしあう女たち」を読んでいますー。
http://okabiz.boo-log.com/e270996.html
2014-06-15-08-34-29


「ママカースト」については、正直、私はなんて女性について無知なのか?!!と、思うほど。
たぶんこのカーストから判断するに、今の職場はそもそも大手じゃないっていうかフリーだし、バリキャリでもない。二人の子持ち。で、旦那はNPO?!!みたいな、もうまったく格付けに入らないみたいな人生だと理解をしました。苦笑

本当、幸いなことに、無頓着なのか、関係のない人生を生きています。

ワークママが起こす「働き方革命」


白河さんは、「「新たな潮流」として「ワークママ」」の出現を示しています。
・正社員。時短勤務。
・キャリアアップは考えない
・家族が一番、仕事は二番の働き方は何があっても譲らない

いわゆる「細く長くゆるキャリ」。

そんなぶら下がりみたいな!
って思われることに対しての白河さん、実に豪快です。
もともと企業には、利益をもたらす社員は二割と言われてます。八割の働かないおじさんを養ってきたのですから、次世代のお客様を育てるワーキングマザーをぶら下がらせないでどうしましょうか?


比較的私の周りにはこんな女性は多いです。
彼女たちは、キャリアアップを考えないとまでは言わないけど、好きな仕事は続けたい、そして家族を大切にしたいと考えている。

一方で、これは2009年の「時短制度」からなんだそうです。
厚生労働省の調査では、最初の子供を産んだ後仕事を辞めないママは2010年で45%

確かに振り返ると、自分がキャリアを描いた時、そんな働き方があることは、考えられなかったなぁ。


「二十四時間働けますかー」は、誰が幸せですか?


日本の企業の働き方は昔は一率でした。「二十四時間働けますかー」」

専業主婦に支えられた子育てをしない男性だけで回ってきた日本の社会です。

でも誰もがわかってきつつあるように、「時間=パフォーマンス」ではないし、「アイデアは夜開く」わけでもない。
結局、みんなムリしていて、それでは結局、誰も働けなくなってきているんですよね。
男性だって、子どもの寝顔にしか出会えなかったり、「また来週ね」なんて言われてしまうのは嫌だと思い始めているし、子育てに関わりたいと思っている人も増えいる。

時短制度の課題と解決策


時短ママ達のお給料が、働く時間に応じて低くなったり、将来の昇進の可能性が閉ざされたりするかもしれないことは、あまり知られていません。

そこには、一方で、
受け入れる周りもどう扱っていいか分かりません。今までの会社には、そんな人達はいなかったから

具体的な課題として、幾つか文中に上げられています。
・「フルタイムのワーキングマザーの適切な仕事量」というものがわかっていない。
・どうやって仕事を割り振ればいいかわからない
・時間が短いだけで、「使えない。ちゃんとした仕事が任せられない」
・「時短なのに、前と同じ分量の仕事が来る」

白河さんは、
「今こそ、時短についての研修、特に本人と上司への研修をしっかりしたほうがいい」と提案されています。


さいごに。


今新しい文化が生まれようとしています。
スーパーウーマンではない、普通の女性が「産んでも働くのが当たり前」という文化です。

スーパーな人なんてごくわずか。
でも、
スーパーじゃなくたって自分が生きたい人生を選択できる、
スーパーじゃなくたって充実した人生が、満足した人生が歩める、
男性も女性も。
そんな社会の方が豊かかな。
私はそんな社会で生きたいし、子どもたちもそんな社会で生き生きと歩んで欲しいなぁ。

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7/5 OKa-Bizチャレンジセミナー・白河桃子氏
『 女性の働き方活かし方 』
〜一人一人が活躍・チャレンジできる社会を目指して〜
http://www.oka-biz.net/news/detail.php?no=1400747822
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