衝撃的でした。ふと観た、2月17日のNHKプレゼンテーション。
アルネスト・シローリ「Want to help someone? Shut up and listen!」
 > http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/140217.html
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小出さん率いるf-Biz、そして、OKa-Bizの支援と言わんとすることは一緒です。
今問われている支援側の資質、姿勢。
支持される産業支援施設、支援者は、
何がポイントで、どう有るべきかがしっかりと見える素材だと思います!


援助は与える物ではなく、必要とされて初めて上手く行く。


彼の話は、21歳の時、イタリアのNGOの一員として、
アフリカに農業技術を教えに行き、失敗した事から始まります。

農業を教えてやろう!から始まり、
結局、人のやる気も引き出せず、プロジェクトはカバに作物を食べられて
終了します。

27歳の時に出会った本「small is beautiful」の一節、
自ら変わろうとしない人は放っておくべきだ。


そこで、彼は、
「援助は与える物ではなく、必要とされて初めて上手く行く。」
と、気付くんです。


「だから、黙って相手の話を聞け。」


●地域活性化への考え
地域活性化をするには、新しい事業が必要。
それは、支援側が提供する物ではなく、
地域の人が好きな事を仕事にして成立するように手助けをする。

●支援スタイル
会って、相手の話を聞く。
何がしたいのか教えてもらう。

●起業家に大切な事
情熱が一番大切。
成長したいという本人の想い。
自分は、それを助ける。と。

●支援側の姿勢
役割は、かかりつけ医。
親身になって、ビジネスの相談に乗ってくれる人が必要。
偉そうに指示する人はダメ。
「だから、黙って相手の話を聞け。」


小さな事業が地域を変える!


彼は、地域の、人の可能性にフォーカスしています。
「40万人いれば、その街には知性と情熱を持った人が相当いる」
「地元の人の力で、地域おこしがでいる。
 地域活性化は、
 地元の人の情熱、パワー、想像力を活用すれば良い!」


例えば、彼が行っているアフリカ・コンゴのプロジェクト。
1名の若者をアドバイザーとして育成し、無料相談を実施。
パン屋、雑貨屋など、小規模事業が続々と生まれている。
4年間で、134の新しいビジネスと1347人の雇用が生まれている。

これはまさに、
立教大学・山口先生が、f-Biz小出さんのやっている事を受けておっしゃった、
「人活かし、能力活かしで、町おこし!」


時に、小さな事業支援についてはこんな声ももらいます。
「そんな小さな事業を支援して、何になるんだ。
 大企業誘致と比べれば比にならない。
 そんな事しても意味ない!」

公の産業支援の有り様については、様々な意見も有りますし、
私自身が云々申し上げるつもりは有りません。
でも国はそれが必要だと思って、今、舵を切っています。
そして、この成果について、
小さな事業を支援したって価値がないとされる事は大変な遺憾です。
そして、
大きい小さいは関係ない、その一歩を踏み出せる、
どんなチャレンジもとっても尊敬するに値します。


皆のアイデアを聞いて助けるデザイナー


最後に伊藤さんが、こうまとめています。
僕から見れば、彼はとても優秀なデザイナーです。
・・・略・・・
そして最近、個人的にとても注目していて、世の中の大きな流れにもなっているのが、co-designです。co-designでは、ユーザー自身がデザイナーになります。アルネスト・シローリはプレゼンテーションで、「村に行って、そこに自分のアイデアを持ち込む」のではなく、「みんなのアイデアを聞いて、助ける」という話をしていました。そのやり方こそ、co-designの、とてもよい例だといえるでしょう。



彼の支援の形は、アフリカへの支援だけの事ではないと思います。
とっても大切な要素がたくさん詰まっています。

支援には何が求められていて、何が大切なのか?何が役割なのか?

私たちがチャレンジするんじゃない、
私たちはチャレンジャーがチャレンジするのを、助ける事しか出来ないのです。
チャレンジャーにしか、社会は変えられない。
そして、そんな一歩を踏み出すチャレンジャーは、全てが尊い。

時代が変わる中で、
改めて、支援者はどう有るべきかを考えるチャンスだと、私は思います。