私には母親のようないつも支えてくれる伯母がいます。
いつもさりげなく気遣ってくれ、支えてくれます。
私の人格に欠かせないエッセンスをくれた人。
私の性格は母とは反対で、なぜだか彼女ソックリ!らしい。

第一子の子育ては彼女の助けがあって、乗り越えることができました。
母親がまだ仕事を持っていたため、私の仕事がある時は、
だいたい伯母が祖父の介護をする傍らで、娘を預かってくれていました。
彼女がいなかったら、今、こんな風に仕事は出来ていなかったなーと
改めて思うのです。

三河弁「せんしょ」


さて、旦那さんが娘を見て、
「岡崎から帰ってくると、三河弁になる」
と良く言います。

伯母や母が娘たちの子守りをしてくれると、確かに三河弁が多い!

例えば、だいたいどんなことにも顔を突っ込みたくなる女の子二人。
そんな娘たちを見て、必ず言うんです。

「せんしょだねー。
 せんしょむすめ!」


「せんしょ」
・・・分かりますか?
これは標準語だとこれまで思って生きてきました、私も。

しかし、
「せんしょ?何それ?」
旦那さんに言われて初めて気付きました。

これは、三河弁なんだ!って。


「井の中の蛙」


確かに調べてみると方言。
そのことを伯母に伝えると驚き、そして彼女はすかさずこう言いました。

「やっぱり外の世界に出ることって大切ね、世間が広がる。」

外を知らないと、自分のこともよくわからない。
これは、どんなことでも一緒。

対比する対象がないと、
評価する基準がないと、
自分の価値を正しく見出すことは難しい。
弱み、強み含めて、自分自身をちゃんと理解することは、
自分一人だけでは、難しいのです。

だから、外に出た方がいいし、
だから、外を知っている人と話をした方がいい。交わった方が良い。

当たり前の事ですが、しかしながら、出来ない事。
伯母から、改めて大きな学びを頂きました。


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