1月末のクローズアップ現代「女性の貧困」。
 > http://takashima.blog.jp/archives/54087164.html

あの特集を見た後、OKa-Bizでニート株式会社の若新くんの講演を聞いたり、
経産省経済社会政策室長のお話を聞いたりと、働き方、生き方について考える機会が多いです。

で、
女性の自立と離婚について、考えました。


本当に離婚は増えたのか?


「女性が自立したから、離婚が増えた」
だから、女に仕事なんて持たせない方が良い。。。
なんて、理不尽な話を良く聞きます。

実際に、離婚は増えているか?
離婚件数は平成15年をピークに増え、それ以降、年々下がってきている。
 > http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon10/01.html

が、しかし、
ちなみに、人口から割り出したものがありました!
gn-20140104-03

(garbagenewsより)
> http://www.garbagenews.net/archives/2013777.html

多少は上がっているものの、女性が仕事を手に入れたから離婚が増えたんだ!とは
言い難く、むしろ、人口が増えたから、結果として離婚も増えている様ですよ・・・。


イメージできない将来は怖い


「離婚」=今を失うということ。

今を失うって、想像しただけでも、私は怖いと思ってしまいます。
結構、小心者ですw
失ったその先にどんな生活をするのか、
上手くイメージできないことって多いんじゃないかな。

そして、生活のイメージが出来ない事はもちろん、
どう生計を立てるのか?家を出て、どうシゴトを見つけられるのか?
会社に所属していて保証されている訳ではないからかもしれませんが、
シゴトを持っている私でも、想像しただけでも、相当な勇気がいるなあと思うんです。
これが専業主婦だったら、何のシゴトができるのかも自身でイメージできなかったら、
もちろん、もっともっと不安で怖くてたまらない。

今の生活じゃない、新しい事をつくることの怖さ、
そして、シゴトがなくて、やっていけるのか?という怖さ。
それを押しのけてでも、今の生活を変えたい強い意志がないと、
踏み切れないと思うのです。

現実にやってくる、生活不安


実際に、
20代のシングルマザーのうち、およそ80%が年収114万円未満の貧困状態に置かれているといいます。(NHK番組HPより)


つまり、女性が離婚をし、その後、生計を立てるのは、
想像しているとおり、むしろそれ以上に難しく、そして、大変なことなんですよね。

クローズアップ現代の番組内でも、
だから家、食事、託児付き風俗に身を寄せる人が増えているなんて話題が
上っていました。


自立している事の重要さ


もしも、今の現状を変えなければならない、
抜け出さなきゃならない強い理由があって、離婚を考えたとき。
例えば、DV。。。
そんな状況でも、離婚できない人がいるっていう話をよく聞く。
なんで?そんなのすぐにでも飛び出れば?!
って、思っちゃう。
でも、できないんだな。要因は人それぞれだと思います。

そんな時に、
でも、もっとも大きな不安の一つ、「生計はどう立てられるのか?」
この課題が少しでもクリア出来ていたら、
どうしてもつらい現状を断ち切るために、少しだけ一歩を踏み出しやすくなると思うのです。
だからといって、踏み出すわけじゃないけど、
でも、自身が自立をしている事って、とっても大切だと私は思う。

決して、離婚をすすめる訳ではありません。
自立していれば、いつだって離婚できるんだ!なんて言うつもりも毛頭ありません。

そして、自立していたって、
離婚するって、相当な勇気がいる事だと私自身は思うんです。


本当の女性の幸せを願う


結婚したら仕事は辞めなさい、
子ども生んだら、仕事は辞めてくれ、
そんなことが、まだ普通にまかり通る社会です。

私自身は、決して、専業主婦がいけないなんて、全く思っていません。
家事を専業でするって大変な事だし。
人それぞれに価値観も様々で、選択も様々。

でも、
もしもの非常事態が起こった時、
本人を守れるものに「自立していること」があるとすると、
それは、
本当に女性自身の幸せを本当に願うなら、
「自立している事」「自立できると思える事」って大切な要素だと思うんですよね。

そのために、女性は何を備えておくのか?
どうあるべきなのか?

男性に、生計をゆだねないという生き方も、
改めて考えてみると良いのではないかなーと思うのでした。


・・・
まとまりのない、雑感でした。