私たちには、まだまだ認知していない課題がたくさんあるなあと日々気付かされるばかりです。
それは、世界中ではなく、日本の社会に限ってみても。

先日の、NHKクローズアップ現代「女性の貧困」特集。
 > http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3458_1.html

「単身女性の 1 / 3 が貧困」という現実


単身女性の3分の1が、年収114万円未満といわれており、深刻化しているのが、10代、20代の若年女性の貧困です。(NHK番組HPより)


シングルマザーの貧困は良く取り上げられます。
しかし、単身女性自体、貧困が深刻化している現実がある。
そんなにいるんだ・・・というのが正直な感想です。
恥ずかしながら、知りませんでした。

しかし、女性のこういう社会課題は表に出にくい、
と、番組内でも言っていました。
それは、女性は結婚すれば良いと思われがちだからだそうだ。

通信制高校で学ぶ鷲見さんは、学費を稼ぐために、時給の高い早朝と夜、週平均15時間働いています。
月収は5万円程度だといいます。

彼女は、「どう暮らしたいか?」と尋ねられると、
「理想はない」と答えます。ただ現状を抜け出したいって。


4歳と2歳の息子を育てています。
保育所で、時給800円で働いているあさみさん。
・・・省略・・・
6人兄弟で育ったあさみさんは、家庭の経済事情を気遣い、中学を出るとすぐに働き始めました。
今、高校卒業の認定資格を取る勉強を始めている、あさみさん。
なんとか、安定した仕事に就きたいと考えています。フルタイムで働いて、収入は月10万円ほどです。

彼女のようなシングルマザーの貧困はたびたび取り上げられています。

さらに深刻な状況に陥っているのが、10代20代のシングルマザーです。
20代のシングルマザーのうち、およそ80%が年収114万円未満の貧困状態に置かれているといいます。(NHK番組HPより)

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※ 写真:NHK番組HPより

子どもを抱えて、明日の食にも困る。
食事、寝床、託児付きの風俗に、身を寄せる。
そんな現状が取材されていました。

社会的なセーフティネットからこぼれてしまった女性たちが、
明日の衣食住に困って、最終的に頼る場所が「風俗」。

・・・そんな女性たちがたくさんいる日本社会の現実です。


貧困は連鎖する


インタビューの中でもありました。

母子家庭で、4人兄弟の鷲見さん。
パートで働く母親は、持病を抱えているため、収入が不安定な生活を送ってきました。


25歳のこの女性は、2つの仕事を掛け持ちして、月の収入は13万円程度。
・・・省略・・・
周囲の男性も非正規で働く人が多く、結婚して出産することは考えられないといいます。


つまり、結婚しても解決されない。
または、解決策の結婚自体もできない状況。

だから、ここに来て、女性の貧困に関する話は、
表に出始めているし、課題として認識をされつつあるんだろうと思うのです。

「貧困の連鎖」は、良く指摘される課題。
そして、一人親世帯の半数以上が貧困だとも、よく指摘されます。
 > 厚生労働省調査
昨年には、「子どもの貧困対策法」も成立していて、
貧困の連鎖を断ち切るための政策も作られようとしています。



社会課題解決のための鍵は「ビジネス」


行政ができることもある。
けど、行政にできないこともある。
と、私は思うんです。

実際に、明日の食にも困ったシングルマザーは、
セーフティネットからこぼれてしまう。
そんなセーフティネットからこぼれてしまった彼女たちが頼る仕組みが「風俗」という現実。

彼女たちが「風俗」を頼らざるを得なかったポイントは、
まさに、彼女たちに確実な「お金=仕事」を与え、そして、
「衣・食・住」をすぐに確実に提供したから。

確かに、シングルマザーを助ける取り組みや活動もたくさんあります。
NPOだって、各地にたくさんある。
すごくいいことをしている。
なくてはならない活動だと思います。

しかしながら、明日子どもと生きることに困る、
そんな彼女たちが「風俗」を頼ってしまう現実は、
それが彼女たちを救いきれていない
それが機能しきれていない、
ということなのかもしれない。

「風俗」にあって、活動にないもの、
それは、「ビジネス」という切り口なんだろうと思うのです。
彼女たちに確実な「お金=仕事」を与えられるのか?
「衣・食・住」を確実に提供できているのか?
その事業が継続的なのか?
一人の想い次第であったり、なくなったりしないか?

活動は大切です。
周知されること、救いの手が差し伸べられることは大切です。
私は、そういう活動をされている方々を尊敬もしています。本当に。
ただ、活動じゃなく、「事業」を行うことで、
彼女たちに安定した仕事を与える事ということも、
彼女たちを救うためにとっても重要なアプローチだと思うのです。

これは行政サービスでは出来ないこと。
ニーズも課題も多様化する現代、
だからこそ、「社会起業」、「社会的な事業」が今、必要なんだと思うのです。



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