ちょっと前、
ユニ・チャームが発表した「出産予定者30歳まで入社可能」という新たな採用の仕方。

 ユニ・チャームは2015年度の新卒採用から、出産の予定がある女子学生が内定を得た場合、大学卒業後すぐに入社しなくても、30歳までの間の希望する時期に入社できる制度を導入する。女性の活用がさけばれるなか、優秀な女性が、出産や育児で入社の機会を失うのはもったいないと判断した。

 同社は例年50人程度の新卒生を採用しており、うち女性は約3割を占める。これまで就職活動中に妊娠が分かり、同社への志望を諦めたり、内定を辞退したりする例が複数あったという。新卒採用で内定を得れば、入社資格を30歳まで継続できるようにする。
・・・(2月27日朝日新聞)


大手メーカーがこのように舵を切った背景はどこにあるのか?
優秀な人材が集まりにくくなっている地方中小企業は、もっとよく考えた方が良いと思うんです。


制度が整えば良いのか?!


人口減少社会に突入して、
アベノミクスでも女性活用が叫ばれています。

先日の経済産業省経済社会政策室長のお話でも
ダイバーシティ経営の大切さなんて話がでていました。
 > http://takashima.blog.jp/archives/54097049.html

しかしながら、同時に、
この課題って、少子化問題と並べて議論され、働き続けることは肩身が狭い。
そして、国の方針によって、どんな企業も制度だけが先行して整えられているけれど、
現場はなかなか追いついていないというのが、一般的な見解だと思うのです。
経産省の室長さんのお話では、
管理職の皆さんの意識がついて来ずに進まないという課題も上げられていました。

これって大きな課題だと思うんです。



女性の雇用はリスク!


秋元祥治の先日のBlogでも、
地方の会社の採用担当には、いまだに、「女性よりも男性を採用したい」という方が
多くいらっしゃる事が紹介されていました。
> http://akimotoshoji.blog.jp/archives/51420637.html

女性は、出産し、産休、育休をとる。
育休明けもシゴトは残業できず、子どもの具合によって休みがち。

女性を採用するのは、雇用するのは、リスクだ!

なんて、大きな声では誰も言わないけど、
でも、大方の経営者はそう思っています。確実に。

みんな見て見ないフリしているけど、
私は、これって目を背けちゃ行けない現実だと思うんです。


大企業だって「育休」は取れない?


あるベンチャー企業に勤める友人は、
「結婚したら実質肩たたきだよ。
 産後に続ける事例なんてこれまで一つもない。」
と釘をさされたそうです。
ここでは結婚したらシゴトは続けられない。。。彼女はそう思ったと。


また先日、大企業に勤める友人から、
「育休をとらずに昇進試験を受けないか?」と、
打診を受けたという話を聞きました。
育休をとると、実質的には昇進へのポイントが減るんだそうです。


そして、
ある大企業に勤める友人は、
「男性も育休を取れる制度になっているが、実際にとったら島流しだよ」と。
前例を見てるから、誰も取れない。


またある知り合いの男性経営者は、
「育休をとったら、他の社員に示しがつかないだろう!」
と、取締役会の反対を受け、たった1ヶ月の育休を速攻で断念。


・・・

これが社会の全てではない。
でも、こういう事実もあるんです。
往々にして。


「育休」は、企業として制度は整えています。
男女ともに、社会全体でも、整いつつ有ります。
でも、現実として、女性でも運用できない。運用させない。
ということも、一方では少なからずあると思います。

優秀な若者は県外へ流出。中小企業はどう人材を確保するのか?


しかしながら、先日OKa-Bizにお越しいただいた藻谷さんのお話にもありました。

日本の人口は減少しているんです。
そして、地方の人口は、地方の労働力は、
何%という割合で、減って行っているんです。

地方の優秀な人材は、大学進学を境に他県へどんどんと流出して行く現実。
 > がくたまHP http://www.gakutama.jp/local_metro/other.html

そんな中で、地方の中小企業生き残って行くために、
優秀な人材を集めたいと思うなら、誰を採用する事が出来るのか?

地域にいる優秀な女性たちを活かすことを考えた方が、
企業が生き残れる手っ取り早い道と思うのです。

今のままの姿勢で、体制のままで、自分たちで地域に残る人を育成してやっていくのか?
今の姿勢を変えて、体制を変えて、優秀な彼女たちを受け入れていくのか?

自分たちが変わって行くのか?
人に変わってもらうのか?

老人も増える中で,介護を理由に辞めて行く人も増える時代。
「介護離職」なんて言葉もあります。
それは女性だけじゃなく、男性にも降り掛かっている現実。
男性の離職理由の13.4%は「介護」です。
 >日経 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1200Z_S3A510C1CR8000/

ライフスタイルも変わる。価値観も変わる。
仕事のために生きる人生から、自分のために生きる人生に変わりつつある。
それは女性も、男性も同じ。
単に、家族のために長時間働くぞー!という訳ではなく、
家族の時間も大切にしたい、そんな人が増えています。

都会じゃない生活で、地方だから求められる価値があるように思います。

そんな中で、生き残り、勝ち残って行くために、
何を変えずに、何を変えて行くのか?

単に長時間働ける、それだけが労働の価値基準ということは、
そろそろ考え直して、いかに優秀な人材を、
いかにしたら効率的に自分の会社に貢献してもらうのか?を考えた方が、
ずっとずっと今よりも効率よく、そして、利益をあげられる会社に、
成長をして行けに違いないって思うんですよね、ほんとに。


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 http://takashima.blog.jp/archives/54104343.html

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