9月のぎふ女性経営者懇談会にご登場されたライスアイランド・小塩社長。
とってもパワーのあるお話をされていました!
なかなか短い時間でのお話だったので、もっともっとお話がお伺いしたく、学生の時のように、大変厚かましくご無理を言って、お話を伺ってきました。

 > ライスアイランド http://www.riceisland.co.jp/
 > 小塩さんのブログ http://riceisland.typepad.jp/

本当に、とっても素敵でした!
シゴトのお話を伺ったというよりも、まさに生き様を伺ったような感じです。
今でも、そのエネルギーが熱く伝わってくる感じです。

大変お忙しい中、小塩さんと本当に貴重な時間をご一緒させていただきました。
本当にありがとうございました。
とても素敵な社長・小塩さんにお会いでき、とても感激した時間でした。

下記、タカシマのメモまで。

ー《メモ》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼キーワード
・ぶれない軸と決断力
・市場を先読みする力、変化する力
・たくさんのチャレンジの積み重ねと、そこから生まれる一握りの成功
・大きな夢を一緒に描き、みる
・人間力/ロールモデルをしっかりと持つ、具体的なビジョンを持つ

▼以下、お話の備忘録

大きな転機となったのは、1995年食糧管理法(以下、「食管法」)の廃止。

それまで免許制だった米の販売は、自由化へ。
大手ショッピングセンターやスーパーなど誰でもお米が販売できるようになる。

それは、
小塩さんご自身が免許がなくても、どこの地域でも販売できるようになる、
ということと同時に、
他からも小塩さんのテリトリーに参入をしてくる事ができるということ。

そこで、
今まで配達をしていた形態から転換へ。

一つは、すべての配達を取りやめ。
そのエリア、70%近くのシェアを持っていたのに、すべてがすべて宅急便での宅配に切り替えたそうです。
この決断はだれでもできる事ではありません。
やはりぶれない軸をもった経営者さんだなあと感じました。

そして、一つは、食管法が廃止された1995年12月1日、
それまでに準備を重ね、日本で一番最初に、米屋としてネットショップでの販売を開始。
ネットショップでも着実に成功を重ね、
その後、楽天がサービスを立ち上げた時には、楽天に出店。
しかし、楽天がある程度大きくなり、収益を出店者側にもとめるようになると、利益が出ていたにも関わらず、スパッと撤退を決められます。
「もうここで一緒にできる事はない。」
 一緒に伸びようと一緒に頑張っていたけれど、そうじゃなくなったから、ここにいてもね、と。
とっても人間味というか、小塩さんの心意気でシゴトをされる生き様を感じました。
それをきっかけに、BtoBへも力を入れていく。

1995年が様々な事業の転機になっていらっしゃいましたが、
お話をお伺いしていると、
元々、名古屋での販売免許を取得されたり、また、ライスアイランドを立ち上げ、全国約4万件の米屋へ販促グッズの販売をされていたり。
制限を強いられる免許制の枠をとにかく飛び出そうとしていらっしゃるように感じました。
枠に収まらず、どうしたら事業を伸ばして行けれるのか?という観点を常にお持ちなんだろうと感じました。


そして、商品開発についても、お話をお伺いしました。
現在の事業の一つ、雑穀の事業を始められたのは、子育てをされていたとき、お友だちのお子さんに、アトピーがひどいお子さんがいたそうです。

そのお母さんから、
お米は食べられない事、
「あわ」、「ひえ」、「きび」などを交互で食べさせている事を聞いたそうです。
当時のあわ、ひえ、きびは、鶏のえさくらいしかなく、ポストハーベスト農薬が使用されている輸入物がほとんど。

彼らにも安全で安心な穀物を食べてもらいたい、
そんな思いから、事業を開始。

やはり転機は、1995年。
それまで、食管法廃止に伴い、米屋が減少。
そのため、全国の米屋に卸していたグッズが売れなくなる。
そこで、雑穀にもより力を入れていかれるようになったそうです。

その後も、穀物に関する様々な新商品を出されてきたそうです。
発芽玄米も、ライスアイランドさんが第一人者。
当時、業界紙でにぎわっていた発芽玄米を、商品化させ、発売。
発芽玄米が世の中に浸透し、ヒット商品へ。
その後、大手が参入し、コモディティ化されると、その事業から撤退。
それは、
大手がやらないところをやる。
大手と張り合っても勝てないから、ニッチな市場で勝ち残る。
だから、コモディティ化された商品は、ご自身が取り扱う商品ではないからやめる。
とても明確な判断基準を持っていらっしゃって、
このフットワークの軽さや、ぶれない判断力が、この企業を大きくしてきた要因だと感じました。

そして、
もう一つ強みになっているのは、「穀物」の専門家であるという事。
専門家として業界の動き、そして市場の動きをしっかりと見極め、商品を発売されているそうです。
そして、多くの商品を発売されています。
100個商品を発売したら、2,3個ヒットが生まれればいい。
と、ヒットを生めるように、失敗しても出し続けていく。


最後に、現在取り組んでいらっしゃるCSRやNPO活動のお話も伺いました。
NPO法人アグリツーリズムを組織し、自給率向上の取り組みをされています。
 >アグリツーリズム http://agritourism.jp/

またフェアトレード商品を取り扱われたり、個人としてグラミン銀行への出資をされてい「オイコクレジット」へのも出資されていたり。。
素直な感情として、人の役に立ちたい。
そこには、いつも目指すロールモデルとなる人がいらっしゃるそうです。
経営判断や、人への振る舞い・・・その人ならどうするかという観点から考えられる事も。


本当に、本当に素敵な社長さんでした。
こんなに素敵な方が岐阜という身近にいる事に、私も頑張ろうと、エネルギーをたくさん、たくさん頂いてきました。

最後に私のメモですので、多少のずれ等があるかもしれません。
申し訳ありません。

ぜひ、小塩さんのお話、聞ける機会があれば、聞いていただけると幸いです。
とっても感激します!


大変お忙しい中、小塩さんと本当に貴重な時間をご一緒させていただきました。
本当にありがとうございました。
とても素敵な、とても感激した時間でした。