昨日のNHK「あさいち」にかじりついてみていました。
特集は「虐待のない街・スウェーデン」。
「虐待のない」ということへの興味もさることながら、
スウェーデン式育児方法に興味があったのです。

下記、ざっとメモ。

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▼取り組み
・男性が子育て
 –子育ての大変さをダンナが理解している
 –そのための育休(夫婦で8年間に○日間)
 –育児をしない事はかっこわるい
  →人生の楽しみとして育児をとらえるように変わってきている。
   「しないなんてもったいない!」

・周りがお母さんにいろいろかまってくれる
 –みんなベビーシッターをしてくれる
  →お母さんを一人にさせない。妊娠をしている時から、皆が見守る体制。

・小児看護師 
 –電話できてくれる
 –無料
 –細かいことにも、具体的にいろいろ教えてくれる
 –夫婦のことにも、相談してくれる

・ベビーカーで自由に行き来できるように法律で決められている
 –どんなお店も、ベビーカー可/試着室も入れるくらい
 –外出もストレスを感じない
 –どんな高級レストランも、子どもと来れるなら、ぜひ来てください体制

▼変わるきっかけ
・虐待死1971年
 –その後、法律検討するが、反対も多い
 –たたく事もしつけの一つとしてとらえられていた(日本と一緒)

・転機「長くつしたのピッピ」の作者
 –戦争がなくても、街に暴力はあふれている。
 –暴力以外の方法があるコトを、大人が家庭で示すべき

・誰でも虐待するかもしれないという考え方
 –だから、小さな芽でも摘み取る

・法律ができて、たたかない子育てをするようになってから、
 –大人の目線だったのが、子どもの事を理解しようと大人が変わった

▼ポイント
・自分だけで抱えなくていい環境
 –小児看護、周りの人、皆が子育て世帯を見守っている、声をかけてくれる。
 –日本にも昔は「村落共同体」にあった環境

▼育児方法
・子どもの意見に従うばかりじゃない
 –親の心のゆとり
 –子どもに向き合う
 –背中を見せて、伝える
 –自分の要求をださせる。言葉を持たせる
  →出した要求は叶えてやる
 –自分で言ったことに責任をもたせる、だから考える

・大切なのはコミュニケーション力
 –厳しければ、社会の中では生きていけない

・しつけ=セルフコントロールするチカラをつけること
 –不快から正常に戻すチカラ

・正解は一つじゃない、大切なのは、大切な力を身につけさせ、
 その子の力を伸ばしてやる事

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かじりついた理由はもう一つありました。
子どもがピタッと泣き止むためにかけた親の一言。
魔法の言葉があったという番宣。

「魔法の言葉、知りたい!」

でも、みていくと、魔法の言葉なんてなかったのです。
自分を深く反省しました。

彼女は、そのピタッと泣き止ませるための一言を発するまでに、
30分間かけていたのです。

どんな言葉を言うと、泣き止むか。
何をすると、子どもが伸びる子育てなのか?

子育ての正解は一つじゃない。
魔法の言葉なんてない。


大切なのは、
大切にしたいポリシーやコダワリをもって、どう育ててあげられるのか、
子どもと大人、お互いがお互いに歩み寄れるのか。

そして、
しつけは何かを教え込む事じゃない。
大切な力を身につけさせ、その子の力を伸ばしてやる事。
コミュニケーション力やセルフコントロール力を育ててあげる、
そんな大切な大切な時間なのです。

以前にも増して、
フィンランドやスウェーデンの生の教育方法を
学んだり、感じたりしたくなりました!