今日の月曜勉強会は、「骨髄バンク第1号提供者」大垣市田中さんにお越しいただきました。
プロジェクトXにもご出演をされた田中さん。
骨髄移植を通じて、命の大切さ、そしてそこから学んだチャレンジの大切さを教えてくださいました。

登録したときは軽い気持ち。
適合をしたときは軽い気持ち。
でも、だんだん怖くなったそうです。

「もし自分の子どもだったら・・・?」
それが、決断の決め手になったそうです。

医者は、骨髄バンクでの提供を決めた田中さんに言ったそうです。
「保証はない。何かあったら、私を訴えなさい」
そこまで覚悟を決めて、そのお医者さんもやっているからこそ、動いた田中さんがいたのだと思いました。

誰が、いつ、白血病になるかわからない。
そんな社会の中で、だから、
「健康や命をおすそ分けしてあげる」
そして、おすそ分けをしてあげると、
「元気でいてくれてありがとう」
とふと思うことができる、
患者さんに感謝できる・・・
そんな人間関係がすばらしい。
命をもらった人も、命を分けてあげた人も、双方に感謝できる・・・。


骨髄を取るために13個の注射をさすのですが、その傷跡を、
「13の星」
と言った田中さんの言葉が胸に響きいています。
一つを決断したことで、今は8000もの骨髄提供がなされているそうです。
8000個の命が助かっている。
一歩動いたら、いろんなことが動く。
骨髄バンクに踏み切ったことから、患者だけじゃなく、田中さんもHAPPYになり、多くのことを得た。社会の仕組みまで動いた。なら、一歩前に出たほうがいいんじゃないか・・・。
田中さんの人生を変え、そして社会の仕組みを変えた。だからその傷は「星」なんですね。