おととい、父方の祖父の兄が亡くなりました。教育委員会でも活躍をされた方で90才だったそうです。
しかしながらタカシマには実感がありません。実感がないのは行き来が少ないコトもあるのかもしれません。

祖父は5人兄弟の末っ子だったのですが、父が中学生の頃、他界しました。その後、祖父の母が世話になっていた長男の家に不満をもち、家を出たコトから祖父の兄弟は長男とそれ以外で分裂をしてしまいました。で、タカシマ家は両方に挟まれ、どちらにつくコトもなく、等距離を保ち、今の位置にいるわけです。タカシマが生まれたときからもうすでに疎遠状態だったため、それ以上の詳しい事情はよく知りません。
タカシマは末っ子の孫とあって祖父の分まで可愛がってもらっていたし、だからモノゴコロついてその状況を把握したとき正直不思議で、虚しかった。そして和尚さんが仲直りをしなさいと事あるごとに双方に話をしている姿に、祖父が生きていたら・・・と何度も思ったものです。

10年近く前、タカシマを可愛がってくれた次男が亡くなりました。心優しかった叔父は仲直りしたかったのかもしれないと、タカシマは悔しかった。叔父はこの世ではもう二度と仲直り出来ない。

どちらが悪いとか、そんなコトは関係ない。難しいコトなんだよって言われますが、小さい頃は仲直りしたいと思ったらすぐに素直に出来たのに、大人になると出来ない。本当に難しいことなんだろうか?
今の事実はもう長男はこの世からいなくなってしまった、口をきくことができなくなってしまったというコトだけ。

これで、彼らは永遠に仲直りできなくなってしまったのです。